2011年8月29日
岡山県 勉強の魅力を知ろう。
中学生の生徒さんから、数学の証明がわからないという相談を受けます。
それまでの数学とはちがって文章で説明する要素が入るので、誰もが最初は戸惑う単元です。
私も中学生の頃、初めて授業で証明を習ったときはちんぷんかんぷんでした。
しかし、証明はしっかりと復習すれば点を取りやすいところでもあり、数学の魅力にも気付いてもらえる単元であると思います。
ここで、ひとつ証明の問題を紹介します。
(問)0.99999999…..と無限に続く小数は、整数「1」と等しくなると証明しなさい。
どうですか?数学が好きな高校生なら分かったという人もいるかもしれませんね。
(答)まず0.99999999…..を a とします。
これを、10倍します。
10a =9.99999999…… となりますね。
a =0.9999999…… を引くと
9a =9 小数点以下がなくなります。
あとは、方程式を解くと
a = 1
これで、証明完了です。
数学の魅力が少しでも伝わったでしょうか?
証明問題は、なるほどと思えれば、実は結構楽しいんですよ。
図形の合同の証明もどこが等しいのか見つけて、合同条件にあてはめるゲームのように考えていくと楽しくなります。
数学の証明問題以外でも、歴史が憶えられないとか、理科が苦手だという人も、大河ドラマをみたり、歴史のゲームをしてみたり、理科で習ったことが身の回りの生活にどのように役立っているかを知ると、勉強が楽しくなってきます。
勉強に行き詰った時は、トライの教師に聞いてみてください。
教師の趣味、大学での研究や留学などの経験から、きっと勉強に役立つヒントが聞けますよ。