2011年9月11日
岡山県高校入試 数学①方程式・文章題の傾向と対策
県立高校入試まであと約半年となりましたね。
というわけで今週から、高校入試に向けての連載を始めます。
特に中学3年生の皆さんは、勉強の合間やちょっと時間ができたときにブログをチェックしてみていただけると嬉しいです。
今回は、岡山県高校入試で毎年出題されている方程式の文章問題について。
方程式の文章題を解くには、まず方程式とは一体なんなのか理解しておく必要があります。
Question: 方程式とは?
これを自分の言葉で説明できる人は、問題ないです。問題演習でさまざまな問題にふれていきましょう。
言葉に詰まった人は、続きを読んでみてください。
方程式は、小学校で習った計算方法(四則演算)と、中学校ですぐに習う正・負の計算と、文字式を理解していないと解けません。
正・負の計算に関しては、負の使い方を理解しているか?だけです。
たとえば、
2-3=-1
となりますよね。
方程式で、左辺の-3を右辺に移動したいどうするか?
それには、
2-3+3=-1+3
のように、両辺に同じものを足したり、引いたり、かけたり、割ったりするだけです。
2=-1+3
2=2
となりますね。
文字式では、
a×3=3a
a÷3=a/3
となることを理解しているか。これだけです。
加えて、小学校で習った四則演算の順番の決まり。
①カッコから計算する。
②掛け算、割り算から計算する。
③足し算、引き算を計算する。
これだけ確認してください。
方程式の解き方としては、できるだけ、楽に計算する。そして、左辺をxのみにします。
計算の手順としては、
①分数があったら、分母の最小公倍数で掛け算を行う。
②足し算、引き算があれば、消す(移行する)
③カッコがあれば、カッコを外す。
④最後に、掛け算、割り算をしてxのみにする。
実際に問題を解いてみましょう。
-6x-1=-19
左辺で分数はありません。
次を考えます。足し算、引き算はあるか?-1となっていて引き算です。
では、-1を消すにはどうするか?
それには、+1すれば0になるので、
両辺に+1すると、
-6x-1+1=-19+1
-6x=-18
で、xの係数-6を消すには、どうするか?
消すには、-6で割ればよいから。
-6x/-6=-18/-6
x=3
以上です。
方程式の文章題の点数を取れるか取れないかの違いは大きいです。
しっかりできるようにしておきましょう。
次回は、関数についてです。お楽しみに。