2013年8月9日
岡山県 高校入試 数学編
今回からは半年後に控えた高校入試に向けて今から準備しておくべきことを伝えていきたいと思います。
まず1回目は数学についてです。岡山県公立高校入試では大きく分けて、
●計算、方程式、文章題
●関数
●平面、空間図形
●確率、統計
の4分野から出題されます。
【計算・方程式・文章題】
一番点数が稼ぎやすい分野ですが、反面ケアレスミスを誘発しやすい分野でもあります。
正確に素早く解く訓練が必要ですが、方程式は以下のポイントを必ず押さえるようにしましょう。
(1)分数は分母の最小公倍数で掛け算を行う
(2)足し算・引き算を消す(移行する)
(3)カッコを外す計算をする
(4)掛け算・割り算をしてxのみにする
※実際に問題を解きながら、(1)~(4)を定着させることが重要です。
【関数】
「一次関数」と「二次関数」の融合問題の出題率が高いです。
その中でも、「変化の割合」「交点」のグラフを交えた計算問題と、
「面積」「面積の2等分」「等積変形」の「面積」に関する問題が頻出しており、パターンも決まっています。
出題傾向が決まっているので、問題集の定着がポイントです。
オーソドックスな基本問題を完成させることが重要です。
【平面・空間図形】
-平面図形の4ポイント-
・図形の基礎用語を覚える
・角の二等分線や垂線の引き方、対称点の作図方法の習得
・線分や点の意味を考える
・円や扇形に十分慣れておく
※教科書や問題集の基礎問題を完成させ、図形をイメージできるようにすることが重要です。
-空間図形の4ポイント-
・立体の構造の基本を覚える
・ねじれの位置
・回転体
・三平方の定理の利用
※面積・体積・角度・図形の性質を理解し覚えることが重要です。
【確率・統計】
基本的なレベルで出題されます。「カードやサイコロを選ぶ問題」が出題される傾向にあります。
問題を解くポイントは、
(1)あわてず、じっくりと問題を読む
(2)場合の数・・・樹形図や表を使った数え方に慣れる
(3)困ったら・・・図を書いたりして確かめながら具体的にイメージする
確率は世の中で最も役に立っている数学と言われています。
基本問題を定着させ、慣れる練習が重要です。
以上になります。
毎年点数が稼ぎやすい基本~標準問題は前半に固まっていることが多いので、
まずこの夏はこの前半部分が完璧に素早く解くことができるよう理解と定着を固めていくといいでしょう。