2011年6月20日
『秋田県 学習方法』心理学に学ぶ記憶の仕方
アメリカの心理学者ラリー・スクワイアによると、記憶はいくつかに分類されるそうです。
手続き記憶
・体で覚えるhow-to的な手順。自転車の乗り方など。
プライミング記憶
・思い込みにより無意識に行われる記憶。
意味記憶
・経験とは関係ない抽象的な知識
短期記憶
・その時だけ覚え、すぐに忘れてしまう記憶
エピソード記憶
・過去の経験や出来ごとに関連した記憶。
子どもから大人に成長する過程で、記憶も
「手続き記憶→プライミング記憶→意味記憶→短期記憶→エピソード記憶」
の順に発達します。
10歳前後で意味記憶とエピソード記憶の発達が逆転し、10歳以降はエピソード記憶のほうが記憶しやすくなります。
つまり、小学校4年生くらいまでは、丸暗記でも成績はあがるものの、5年生くらいからは記憶のしかた(学習のしかた)を変えないと、学習効果はあまり期待できなくなります。
エピソードを交えた学習やコミュニケーションを取りながらの学習により、記憶の定着が図れるようになります。
もちろんその子の性格や学習内容などによって、最適な学習方法があります。
学習のしかたや学習計画の立て方など、ご相談いただければ適切なアドバイスをさせていただきます。
お気軽にご相談ください。