2011年7月20日
『秋田県 世界に誇る秋田の文化』
今年も8月27日に大仙市で「全国花火競技大会」が開催されます。
大曲の花火大会として全国的にも有名です。
7月から8月は全国で花火大会が開かれる時期です。
熱い夏の夜空を彩る日本の風物詩。近くの花火大会はぜひ見に行きたいですね。
日本の花火は、美しい球形に広がるのが特徴です。その形は花火玉の形が影響しています。
海外の花火に多い朝顔の花のような形をした花火は、花火玉も球形ではなく円筒形をしています。
日本の花火は球形に広がるため、どの方向から見ても同じように美しく観賞でき、
河川敷や海などで打ち上げるのに適していると言えます。
世界最大の花火は四尺玉で、直径約800mまで広がり、高さはその倍以上にも上ります。
種類も豊富です。
「割物」・・・球状に広がり、菊の花のように尾を引いて広がる物を「菊物」、尾を引かない物を「ボタン物」、
二重の球状に広がる物を「芯物」といいます。
「ポカ物」・・・星が飛散しません。
「型物」・・・「割物」の変形で土星が有名です。
これらの花火の出来を競う競技大会も全国で開かれています。
大曲の花火大会も通常の花火大会とは違い、全国の花火師たちが競い合う「競技大会」です。
まず「標準審査玉」が打ち上げられ、それを基準に「高度および開き」「音および色彩」「リズムおよび総合美」
「意匠および斬新性」「安全性」の5つを総合的、芸術的に審査します。
全国の花火師たちが目標とし、選りすぐられた花火師だけが参加できる日本最高峰の格式を誇る大会です。
この日に向けて一年間しっかり準備してきた花火師たちによる技は、芸術の域にまで高められています。
受験生の皆さんも、受験という競技大会を最高の状態で迎えられるように、しっかりと準備を整えるようにしましょう。