2011年9月27日
『秋田県高校入試 一般選抜 社会③政治の傾向と対策』
◇政治
1. 出題傾向
第5問で政治のしくみ、選挙についての問題が出題されました。
図や表などの資料を使った問題となっています。
「平成23年度 秋田県高校入試問題」
(1)① 図1のⅠについて、憲法では国務大臣に占める国会議員の割合をどのように定めているか。
正しいものを一つ選んで、記号を書きなさい。
ア、4分の1以上 イ、3分の1以上 ウ、過半数 エ、全員
議員の定数や任期などは押さえていても、ここまで押さえていた方は少ないのではないでしょうか。
また、「国務大臣の数は14名」ということは把握していても、この問題は戸惑った方も多いのではないかと思います。
問われていたのは、国務大臣が14名だとしたら国会議員から何名以上選ばなくてはいけないのか、ということです。
憲法68条に「内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。但し、その過半数は、国会議員の中から選ばなければならない」
と書かれている事を知っているかどうかが問われた問題でした。
2. 来年度の予想
「憲法」と「政治のしくみ」は、ここ5年間連続して出題されています。
引き続きこの分野からの出題となることが予想されます。
また、図や資料を使った問題は必ず出題されると思われます。
3. 対策
政治や憲法については、教科書にでてくる内容は必ず押さえておくようにしましょう。
ニュースや新聞に書かれている出来事も、一通り目を通すようにしましょう。
図や資料が必ず出てきますので、どんなことが問われているのかをしっかりと読み解く練習をしましょう。