2011年6月8日
『青森県 小学生への指導法』
6月に入り、少しずつ気温が上がって暖かい日が続いています。
これからの時期トライでは、定期テスト対策や夏休みの総復習に向けて
学習計画の立て直しを図るために、三者面談が多く組まれる時期でもあります。
トライの生徒さんのご家庭を訪問し、学習や学校生活についてさまざまご相談を受ける中で、
たまにお子さまから「わからない問題を教えてほしい」と言われることがあります。
先日、三者面談を行った際にも、小学5年生のお子さまから算数の問題を質問されました。
『 116×5‐16×5 』を工夫してに計算しましょうという問題でした。
因数分解を使って解く問題だということがわかったので、そう説明しようとした時
教える相手が『小学5年生』だということを思い出しました。
『共通因数の5でくくると、(116‐16)×5 = 100×5 = 500』という説明をしようにも
小学校では、『共通因数』という言葉を習いませんので、通用しません。
その時は、教科書に書いてあった説明、『○×△+◇×△=(○+◇)×△』に
数字を書き入れて、計算してもらいました。
思えば、数学は中学校→高校と学年が上がっていくにしたがって、さまざまな公式や定理を覚えることになります。
公式や定理は非常に便利なツールなのですが、その分、『自分で工夫』するということが
少しずつ無くなっていくのかもしれません。
小学生の脳や思考は非常に柔軟で、新しく教えることをスポンジのごとく吸収します。
そういった大事な時期だからこそ、『勉強のやり方』や『考え方』をしっかりと身につけ、
難しい問題に対して粘り強く、そして『自分で工夫』して解けるように導くべきなのです。
個人的には、答えを教えるのではなく、『思考のプロセス』を鍛えることが
家庭教師が担うべき真の役割の1つだと考えています。
我々教育プランナーも、毎日あらゆる工夫をしてわかりやすく勉強を教えている家庭教師と協力して、
お子さまの成績アップと目標達成のために尽力してまいります。
小さなご相談でも構いませんので、是非ご連絡ください。