2011年6月6日
『福島県 トライ式医学部コース』 野口英世の生涯
以前のブログで書いた安積疎水は、猪苗代湖から水を引いています。
福島県のほぼ中央に位置する猪苗代湖は、教科書やニュースなどに出てくる日本地図でも、
はっきりとその存在が確認できます。
それもそのはずで、猪苗代湖は日本で4番目に広い湖なのです。
ちなみに1位は琵琶湖(滋賀県)、2位は霞ヶ浦(茨城県)、そして3位はサロマ湖(北海道)です。
これらの知識は、学校の授業でも習いますね。
猪苗代湖周辺には磐梯山を始めとする火山が多く、温泉も多く存在するため、
流れ込む水も強酸性となっており、湖水は酸性を示しています。
生息する魚が少ないことと、酸性の水が中和する過程で有機物を吸着して沈殿するため、
湖沼の中では水質日本一なのです。
この福島県が誇る猪苗代湖のほとりに、野口英世記念館があります。
現在の千円札の肖像にもなっている野口英世の生家がそのまま保存された記念館です。
野口英世は現在の福島県猪苗代町に農家の長男として生まれました。
1歳の時に囲炉裏に落ち左手を大火傷したことから、農作業が難しくなり、母から学問の力で身を立てるよう諭されます。
高等学校に入学して書いた作文が自身の左手を嘆く内容だったことから、
周囲の同情から、募金が集められ、左手の手術を受けることになります。
そして、この時の手術がきっかけで医師を目指すようになります。
自分の手術をしてくれた医師のもとで、医学の基礎を学び、そこで出会った人々に助けられながら、
英世は、幾多の困難を乗り越え医師開業試験に合格します。
医師免許取得後、伝染病の研究を始め経験を積み、アメリカへ渡航。
ロックフェラー医学研究所に入り小児まひの病原体の特定や狂犬病の病原体特定など功績を多数あげ、
東京大学より理学博士の学位を授与され、ノーベル医学賞の候補にもなります。
その後、まだワクチンのなかった黄熱病の病原体発見のためにエクアドルへと渡り、
黄熱病の研究に全力を傾ける中、ついに自身が黄熱病に感染し、激動の生涯に幕を閉じます。
みなさんの中にも、医者という職業に興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
医師になることに興味を持っている方、医学部を志望している方は、ぜひご相談ください。
トライには医学部を目指す専門のコースがあります。
その名も「トライ式医学部合格」。
医学部合格に定評のある和田秀樹氏とタッグを組んだ、医学部合格への最短コースです。
トライは、夢の実現に向けて走る中高生のみなさんを全力でサポートいたします。
最期に野口英世の言葉を紹介いたします。
「忍耐は苦い。しかし、その実は甘い。」