2011年9月11日
『福島県高校入試 数学①計算・方程式・文章題の傾向と対策』
◇数と式・方程式・文章題
1. 出題傾向
第一問と第二問の小問集合において7問程度出題されます。
正負の数の計算、文字式の計算、ルートを含む計算などは必出であり
展開や因数分解、2次方程式なども頻出です。
難易度はそれほど高くないですが、配点はそれなりに高いため、計算ミスをなくし、高得点を目指したい単元です。
また第四問において、連立方程式の文章題が出題されましたが
単に式を立て、解を求めるような出題形式ではなく、
その考え方までを記述させる形式であったため、数学の力に加え、国語的な説明力が必要な問題でした。
2. 来年度の予想
昨年度、方程式の解を求める問題では2次方程式が出題されましたが、
1次方程式や連立方程式からの出題も十分考えられます。
昨年度のように大問を丸ごと使った説明問題が出るかどうかは不明ですが、
自らが立てた式や、考えた道筋を説明させる問題が出題されることは考えられます。
3. 対策
計算問題や方程式の解を求める問題ではケアレスミスがないように注意しましょう。
また福島県の公立高校入試は、他県に比べて大問数が多めに設定されていて
図形問題における証明のボリュームも大きいことから、時間配分にも注意したいです。
つまり、素早くかつ正確な計算を普段の学習から意識して取り組むことが重要です。
また説明問題対策として、文章題を解く際は、
『どのようにして考え、どのようにして式を立てたのか』ということを
記述する練習をすると良いでしょう。