2011年9月14日
福島県高校入試 数学③平面・空間図形の傾向と対策
◇平面・空間図形
1. 出題傾向
大問1、2では小問で2~3問の基本問題が出題されます。
図形の性質を利用して各値を求める問題が多く、出題範囲も幅広いです。
大問3の(3)は思考力を問われる問題が出題されます。
昨年度は図形ではありませんでしたが、以前は折り紙や複雑な図形の問題が出題されています。
大問5は記述式の証明問題が出題されます。
大問7は空間図形の問題で小問が3問出題されます。
(1)は基本問題ですが(2)(3)は難易度も高く、比を使った問題が頻出です。
2. 来年度の予想
基本問題は出題範囲が幅広く、絞りきることが困難です。どの単元も出題される可能性があります。
大問3は毎年出題傾向が変わるため確実ではありませんが、
いずれにしても数学的な思考力を問われる問題が出題されるでしょう。
大問5、7は例年通り、証明問題と空間図形の問題が出題されると考えられます。
いずれにしても教科書レベルを超えた難易度の高い問題が出題されるでしょう。
3. 対策
証明問題、空間図形の問題は難易度が高く、教科書レベルの問題を解くだけでは対応しきれないため、
生徒によって得点差が出てくる分野だと思います。
ただし証明問題は完璧に解けなくても部分点は狙えますし、大問7の(1)も基本問題です。
諦めずに分かるところから解答欄を埋めるようにしましょう。
全体的に出題範囲にとらわれず、まずは教科書の内容を確認しておく必要があります。
関数と図形の複合問題も頻出です。
まずは1~2年生で学習した内容を確実に習得しておきましょう。
2学期以降で習う相似な図形や三平方の定理も頻出ですので、
時間をかけて学習し、高校入試の過去問も積極的に解いておくようにしましょう。