2011年9月18日
福島県高校入試 理科③生物分野の傾向と対策
◇福島県高校入試 理科・生物分野
1. 出題傾向
福島県高校入試の生物分野の出題形式は、最初に基礎問題があり、大問2題です。
大問2題は実験・観察の問題で、記述はそれぞれ1問以上は出題されません。
全体的に基礎知識を問われることが多い傾向です。
ただ、2010年度だけ2題とも知識問題という形式で、
この際は動物の生殖に関する知識および遺伝の単元から出題されました。
逆に言えば、今後もこのような単元は知識問題で出題されることが考えられます。
2. 来年度の予想
2011年度の入試問題は大問2題とも実験・観察の問題と従来と同様の形式だったので、2012年度の入試もほぼ同じ形式と予想されます。過去5年で偏りなく出題されているため、基本問題も含めて考えると、今回も全単元から出題されると考えた方が良いでしょう。半分以上は基本問題と考えられますので、十分対策は取れるはずです。
3. 対策
文章中の穴埋めがよく出題されているので、教科書の太字だけを覚えるのではなく、しっかり文章・説明文として読み込むようにしましょう。また実験・観察は何を目的に行っているのかを取り違えないように要注意です。植物や、動物の反応とそれに関係する物質・環境などが問われることが多いので、関連付けて覚えていくことが大切です。
遺伝は出題頻度が高くないですが、自分で簡単な樹形図が書けるようにしておくと安心です。
これまで様々な単元から出題されているので、過去問を5年分くらいは解いておくと初見の問題も減ると思います。
必ず一度は問題に触れておきましょう。