2012年7月7日
岡山県 高校入試 社会シリーズ(第1回)~歴史分野~
こんにちは。今回も公立高校入試、出題シリーズです。
今回は「社会の歴史分野」に焦点を当てます。
歴史分野こそ得意不得意が大きく分かれる分野です。
2つのパターンに分けて、得意不得意別の勉強法をご案内いたします。
【歴史が得意な方・比較的得意な方】
重要語句と絵図との関連性を持たせる
歴史の公立高校入試では資料が頻出されます。一問一答形式の問題はほぼ出ません。
資料を基に、
何時代の話か、
資料にかかわりのある人物は誰か、
その人物は他にどのようなことをしていたのか…
などと関連性をもって問題が出題されていきます。
例えば、実際に江戸時代の「踏み絵」の資料があったとします。みなさんはこの資料から何を想像しますか。
踏み絵とは江戸時代、キリスト教信者か否かを発見するために3代将軍徳川家光が施行した政策の一つです。
上記の説明分は分かっていても、資料とつながっていなければ、解答することはできません。
学校から配布されている資料集や教科書ベースで構いません。
重要用語にかかわる資料もインプットできるとなお良いでしょう。
【歴史が苦手な方・比較的苦手な方】
用語と用語のつながりを持つ。
歴史が苦手な方にお聞きします。入試で歴史分野で得点をするには次の勉強法のうち、どちらが効果的でしょうか。
①:必要な用語に絞ってインプットする。
②:多くの情報を浴びて、用語の関連性を持たせる。
……答えは、②です。
歴史が苦手な方の特徴は、言葉自体は知っているが、うまく答えられないという方が多いです。
例えば「徳川家康」という用語から他にいくつの言葉が思いつきますか。
「1600年 関ヶ原の戦い」「江戸幕府」「石田光成」「東軍」…といったところでしょうか。
この関連する言葉が分かっていないと、解答ができません。なぜなら、この言葉がつながり、問題文になるからです。
ぜひ、ぶつ切りで用語を覚えず、つながりのある用語を定着させて頂きたです。
授業が止まるこの夏に、社会を強化してみませんか。