教育プランナーブログ

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今回は公立高校入試シリーズの国語・小説問題編です。

 

ご家庭への訪問の際に、

「うちのこどもに読解力がなくて…。普段から読書をしていないからでしょうか?」

と質問を頂くことがあります。

その際には、

「読書だけでは読解力は身につきません。文章の構造を知る必要があります」

とお伝えしています。

 

今回は、そのあたりについてご紹介できればと思います。

 

 

【小説問題のポイント:言葉の持つイメージを理解する】

「涙」という言葉を目にして、みなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。

「悲しい」、「つらい」、「さみしい」など「マイナスのイメージ」ではないでしょうか。

ただし、涙という言葉が次の様に使われると、イメージが変わるでしょう。

「A君は、合格掲示板の前で、拳を掲げ涙した」

状況として、合格発表の場面を想像できると思います。

この文章では、同じ「涙」でもうれし涙」と読み取ることができます

 

このように単語で見ると、固定されたイメージがある言葉でも、

文章の中に入ると、固定されたイメージが覆ことがあります

一つの方向性からのイメージだけでなく、

文章の前後から多角的にイメージを探れるようにできるとよいでしょう。

 

 

【小説問題のポイント:暗喩に注意する】

「隠喩」の読み方は分かるでしょうか?

「いんゆ」と読みます。比喩の一つです。

比喩であることを明示する「・・・は、~のようだ」といったものではない比喩を指します。

 

例えば、以下のような表現です。

「人生は旅だ。僕らと一緒に旅をしてくれないか」

「旅」「人生」における「困難」など置き換え

それに向かって、協力してほしいといった内容と読む事ができます。

 

与えられた言葉を直接的に読むのではなく、

その言葉が、何を指しているのか読み解くみ解く必要があります。

 

 

国語力の習得には読書量も大きく影響します。

しかし、正しい着眼点を持ち演習することは、

ただ闇雲に読書量だけを増やすよりも、効果があります。

 

国語の読解法に不安のある方は、ぜひご相談ください。

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