2012年8月26日
岡山県 実力テストの取り組み方
朝晩は涼しい風が吹くようになってきました。
体調管理に注意して、勉強に部活に頑張って行きましょう。
今回は、夏休み明けの実力テストや模擬試験の活用法に関してまとめます。
ぜひ、参考にしてみてください。
中学生も高校生も、年に数回実力テストや模擬試験があると思います。
よく頂くご相談の中にも、
「定期テストだと点が取れるのに、実力テストだとなかなか点が取れない」
というものがあります。
これは出題範囲が広くなるためで、付け焼刃や一夜漬けでは解答ができないテストだからです。
以下の点に注目して、模擬試験を活用してみてください。
【模擬試験活用法:間違った単元の把握】
模擬試験や実力テストは「自分の実力のものさし」と考えてほしいと思います。
「何点取れたか」という発想よりも「どこが得点できていないか」に注目しましょう。
全ての単元を復習するのは時間もかかりますし、ムラも出てきます。
よって、模擬試験などの結果から、弱点のみを復習していくのが効果的です。
【模擬試験活用法:目標校と実力の差を知る】
受験生ともなれば、志望校や目標校も明確になってきます。各種書籍やHPにも、
各高校や大学のボーダーラインが掲載されていますので、ボーダーと実力の差を明確にして
作戦を立てていく必要があります。
例えば、合格ラインが350点、現状が270点だったとします。その差は80点です。
それが分かると、その点差をどの教科でどれくらい補っていくのか、目途を立てやすくなります。
得意な科目で得点を上げるのか、苦手な単元を底上げするのかが明確になり、
ただ闇雲に「頑張ろう、勉強しよう」と思うより、モチベーションや効率アップにつながります。
このように、実力テストや模擬試験は自分の弱点を知るための、
そして、新たな一手を打つ大きな情報源になります。
判定や点数の増減に一喜一憂せず、
どの単元を強くして、得点を上げていくのかの目安にしてください。