2012年9月21日
岡山県 高校入試 国語シリーズ(第3回)~古文~
みなさん、こんにちは。
暑かった夏も、いつの間にか涼しくなり、秋の気配が漂ってきました。
「秋の夜長」とは言いますが、過ごしやすい日々が続いています。
是非、勉強に邁進してみてください。
さて、今回の高校入試頻出シリーズは国語の「古文」に焦点を当ててみます。
古文は好き嫌いがはっきりする科目です。ご家庭様からのご相談の際も、
「どのように勉強したらいかが分からない」や「やっても点が取れない」というお声を頂きます。
今回は、「古典の勉強の仕方」を中心にまとめてみます。
【古文勉強必勝法:古語単語の覚え方】
単語の覚え方には様々な方法があります。「語呂合わせ」「ひたすら書く」etc…
どれも間違いではありませんし、使いやすい参考書も多々出版されていますので、
多くを活用して頂きたいと思います。
ただ、ひとつ、ご紹介したい方法があります。それは「漢字に置き換える」事です。
例えば「ありがたし」といった古語単語を現代語訳しなさいとあれば、どのように訳しますか。
多くの方が「ありがとう」といった和訳をされるのではないでしょうか。
ただし、本当の意味は「滅多にない」という意味になります。
この覚え方としては「ありがたし」を漢字に置き換えることです。
漢字で書くと「有難し」となります。
「有ることが難しい」⇒「多くは無い」⇒「滅多にない」と派生していきます。
漢字を置き換え根本を知ることで、理解も深くなっていくことでしょう。
【古文勉強必勝法:教科書の古文と現代語和訳をセットで覚える】
一番シンプルな勉強法ですが、意外と出来ていない方も多いように感じます。
例えば竹取物語の冒頭。
「今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山に交じりて竹を取りつつ、
よろずのことに使いけり…」
これを現代語訳すると、
「今ではもう昔の話だが、竹取のお爺さんがいたそうです。野山に入って、竹を取りながら
様々なものに使っていたそうだ」
となります。
ポイントは一言一句、覚えきる事ではなく、要点ごとの繋がりを持つことです。
例えば「今は昔」⇒「今ではもう昔のことだが」や「翁」⇒「お爺さん」、
「よろず」⇒「様々なこと」といったように繋げていくことが肝心です。
ちょっとした工夫やポイントで的確に暗記していきましょう。