2013年10月17日
岡山県 中学入試の傾向と対策 ~算数編~
岡山県のみなさんこんにちは!
中学入試の傾向と対策もいよいよ最終回です。
今回は算数についてお伝えいたします。
中学受験をする方で分数の計算や比の計算が全くできないという方はいないと思います。
多くの方が口をそろえて言われるのが
「文章題が解けない」ということです。
では文章題が解けないというのは何が原因でしょうか?
順序立てていくと
・何を聞かれているか分からない
・どの公式を使ったらいいかわからない
・式が作れない
という3つの段階に分かれます。
これらすべてを解決するために必要なことは、大きくまとめると類題演習という言葉に集約されます。
では、それぞれどこに着目して演習していけばよいのかを見ていきましょう。
・何を聞かれているのかわからない
⇒問題文を声に出して読み、与えられた数値を書きだそう!
まず算数の文章題を解くときに、問題文を読まず、いきなり問をみていないかを確認しましょう。
読んでいるつもりでも読み飛ばしていることも多くあります。
時間が無くて焦る気持ちもあると思いますが問題文はきちんと読みましょう。
そうすれば問われているものは「~を求めなさい」や「~はいくらですか」のように必ず文中に書かれています。
・どの公式を使ったらいいかわからない
⇒キーワードに着目しよう!
公式を使う際に、和差算を使うのか旅人算を使うのかなど
どの公式を使えばいいのかわからない場合はまずキーワードを探しましょう!
例えば入試過去問に慣れた人は
「池の周りを・・・」と見ただけで「あ、旅人算か植木算だ」とピンときます。
「容器に水を・・・」と見ただけで「体積とグラフか仕事算ね」とピンときます。
そうすれば使う公式は2つか3つに絞られます。
その中で旅人算の出会いなのか追い越しなのかは、そのあとの文章を読んで決めていくことができます!
・式が作れない
⇒公式の意味を理解しよう!
例えば旅人算の公式で
「出会うまでの時間=2地点の距離÷速さの和」という公式があります。
ただし問題で出されるときに
「A君とB君の距離が2kmあり、A君とB君の速さの和は200m/sです」
という提示のされ方はしません。
なので、2地点の距離とは何なのか、速さの和とはどういうことなのかをきちんと理解する必要があります。
実はここが一番大切なポイントで、自分ひとりで理解することは難しい分野になります。
きちんと自分の現状を把握してそれにあった問題解決法を行っていきましょう!