2011年5月9日
【秋田県 学習方法】 反復練習の大切さ
今から約15年前、能代工業高校バスケットボール部の練習を見学しに行ったことがあります。
当時私は中学生だったのですが、全国屈指の強豪校がどのような練習をするのか、
非常に興味を持って見学した思い出があります。
シュートやパスの正確さ、それに選手のスピードに圧倒されました。
中学生の私は、ほんの1~2歳違うだけで、こんなにもレベルが違うのかと驚きましたが、
練習内容自体は、私たちが普段行っていたものとほとんど同じでした。
私たちとは違う、特別な練習をしていると思っただけに、少し拍子抜けしたものです。
しかし、よくよく練習を見ていると、やはり特別な練習だとわかりました。
『スリーメン』という3人1組で行う練習があります。
この練習は、1人が最後にシュートをして終わるので、普通はシュートをする役を交代で務めることになります。
しかし、私が見た能代工業高校の『スリーメン』の練習は、
いつも決まった人しかシュートをしていなかったのです。
1人はシュート、1人はパス、1人はリバウンドと、
役割を変えないまま反復し、技術の精度を高めるこの練習方法は
私にとって斬新で、『こういう考え方もあるんだ』と、感動にも似た衝撃を受けました。
地味に見える反復練習を淡々とこなし、精度を高めることは
勉強面でもかなり有効です。
勉強が思うように進まなかったり、勉強のやり方に手詰まり感を覚えたときは
思い切って別ジャンルに目を向け、そこから勉強のヒントを探すのも良いかもしれません。
試行錯誤を繰り返しながら、自分に合った勉強方法を見つけることができれば
成績は飛躍的に伸びるものです。
能代工業高校バスケットボール部の練習を見学して、もう1つ驚いたことがあります。
それは、練習の合間に選手が体育館の外に畳を敷いて、昼寝をしていたことです。
効率良く技術を高めるだけではなく、しっかりと効果的に休息を取ることも大切なことなのでしょう。
気候が大きく変わる時期でもありますので、風邪など引かぬよう
体調管理にも十分お気をつけください。