2011年5月22日
『秋田県 物事の本質をとらえる』
暖かい日が続きます。いよいよ夏が近づいてきましたね。
真夏日ではない日の方が熱中症にかかり易いので、
水分をこまめに取るようにし、十分気をつけてください。
さて、突然ですが問題です。
問1「キリンを冷蔵庫に入れるにはどうしたら良いですか」
問2「問1の冷蔵庫にゾウを入れるにはどうしたら良いですか」
問3「森で動物会議が開かれました。全ての動物が参加しましたが、参加できなかった動物がいました。
どの動物でなぜ参加できなかったのですか」
問4「人食いワニの住む川があります。その川を無事に渡る事ができました。なぜですか」
1人で考えても結構ですが、ぜひ友達や家族で色々な意見を出し合いながら考えてみてください。
なるほどと思わず納得するような答えから、珍解答まで面白い答えが出てきたのではないでしょうか。
では答え合わせです。
解1「冷蔵庫の扉を開け、キリンを冷蔵庫に入れてから扉を閉める」
解2「冷蔵庫の扉を開け、キリンを出してからゾウを入れ、扉を閉める」
解3「参加できなかったのはゾウ。理由は冷蔵庫に入っているから」
解4「人食いワニが動物会議に参加していて川にいなかったから」
なあんだと、肩すかしを食ったのではないですか。
自分も初めて聞いたときは、え、それだけ?と思わず口にしてしまいました。
大きさにとらわれたり、自分の常識の範囲で考えたりしてしまいがちですが、
問題を良く読むと、「冷蔵庫に入れるには」と聞いているので、入れ方を答えれば良いのですね。
この問題ですが、アメリカの有名企業の入社問題だそうです。
求められるのは、常識や自分の経験にとらわれず、物事の本質をシンプルに捉えることです。
授業中の先生の発言や、ノートを取りラインを引く時、テストの文章題など
本質を捉えることで理解しやすくなるものはたくさんあります。
シンプルに考えてみると問題が解けることもあります。
中学の国語や高校の現代文の問題でも、シンプルに書けば良いところを、
余計な記述があるために減点されることが多く見受けられます。
物事の本質を見抜く力やシンプルに考えることは、すぐに出来るものではありません。
日々の訓練、積み重ねで身についていくものです。
簡単なゲームやなぞなぞなど、友達同士やご家族で楽しみながらチャレンジしてみてください。
自分で問題を作るのも良いですね。
思考のウォーミングアップにもなります。