教育プランナーブログ

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2011年9月

◇生物

1. 出題傾向

例年、第一問の小問集合において3~4問程度、第三問で5~6問程度出題される。

 

【平成23年度 前期選抜 出題単元】

第一問 ・・・ 蒸散について2問(1問は説明問題)、 細胞分裂について2問

第三問 ・・・ ヒトの消化について6問

 

【平成22年度 前期選抜 出題単元】

第一問 ・・・ 植物の分類について2問(1問は説明問題)、 血液の循環について2問

第三問 ・・・ 細胞分裂と遺伝について6問(うち2問は説明問題)

 

【平成21年度 前期選抜 出題単元】

第一問 ・・・ 植物の分類について2問、 菌類による有機物の分解について2問(2問とも説明問題)

第三問 ・・・ 動物の体のしくみについて5問(うち3問は説明問題)

 

いずれの年度も説明問題が多く出題されており、難易度は高い。

 

2. 来年度の予想

第一問の小問集合と第三問において、幅広い分野から出題されるだろう。

選択肢の問題や名称の記述問題は比較的易しい問題が多いが、

説明問題はやや難しい印象がある。

設問数や問題の難易度は例年通りになると思われるが、

説明問題の割合次第で難化する可能性もある。

 

3. 対策

全分野をまんべんなく対策することが必要だが、その中でも

『ヒトの体のしくみ』に注目して学習を進めると良いだろう。

この単元は図とセットになって出題されることが多いため、その対策もしておきたい。

詳細な出題内容としては、血液の循環、消化酵素が頻出である。

また説明問題対策として、20~30字程度の文章を書くことに慣れておくこと。

最初は難しく感じるかもしれないが、繰り返し演習と復習をすることが重要である。

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◇化学

1. 出題傾向

例年、第二問の小問集合において3~4問程度出題されるのに加え、第四問において5~6問程度出題されている。

 

小問集合で出題されるのは教科書レベルの実験を基にしているため解きやすい問題が多いが、

グラフや表から化学反応後の質量を求める問題もあるため、正確な知識と計算力が必要となる。

 

第四問では実験方法についての設問や、実験結果を問う設問、

化学反応式で表す設問や、実験結果をグラフで表す設問が頻出である。

出題される題材は小問集合と同様、教科書でよく見るような実験を基にしている。

ここ2年はいずれも発生した気体を水上置換法で集める実験が出題されているが

昨年度入試では、その気体を『下方置換法でも集めることができる理由』が出題された。

酸素、水素、二酸化炭素、アンモニアなどよく出題される気体について

その性質をしっかりと理解しておくことが重要である。

 

2. 来年度の予想

例年同様、教科書レベルの実験を基にした問題が出題されると思われる。

実験自体は見慣れたものかもしれないが、設問は基礎・標準~応用レベルまでさまざまなので

得点を上げるのは見た目ほど簡単なことではないだろう。

二酸化マンガンとオキシドールで酸素を発生させる実験や

炭酸水素ナトリウムの加熱実験、水の電気分解などは頻出分野であるので

今後、出題の可能性も高いと予想される。

 

3. 対策

実験器具の名称、実験方法、実験結果とその理由までを1つのまとまりとして理解すること。

特に実験器具の使い方や、実験方法は、実験ごとに覚えておくことが重要である。

例として、来年度の予想に記載した1つの実験における注意事項を以下に挙げる。

 

【炭酸水素ナトリウムの加熱実験】

①試験管の口を底よりも少し下げて加熱する。

発生した液体が底に流れると、試験官が割れる可能性があるからである。

 

②ガスバーナーは弱火に設定する。

強火だと反応が速くなりすぎて、操作が追いつかなくなる可能性があるからである。

 

③水上置換法で集めるときは、はじめに発生した気体は集めない。

はじめに出てくる気体は、もともと試験管やゴム管にあった気体だからである。

 

④ガスバーナーの火を消す前に、ガラス管を水の中から出す。

水が試験管の中に逆流して、試験官が割れる可能性があるからである。

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◇物理分野

1. 出題傾向

例年、第二問と第六問において出題されている。

第二問は小問集合で構成されており、出題単元もさまざまだが基本問題も多い。 

第六問は、基礎・標準レベル~応用レベルまでの問題が実験を通して出題されている。

 

出題分野だが、非常に多岐にわたっている。

例えば昨年度は、第二問で『光と音』から2問、『電流と磁界』から2問

第六問は『運動とエネルギー』から、台車と記録タイマーを使った問題が5問出題された。

また、一昨年度は第二問で『力のはたらき』から2問、『電流と磁界』から2問

第六問は『光と音』から、鏡を用いた光の反射についての問題が5問出題された。

※一昨年度第二問において『電流と磁界』から出題されたのは『電力に関する問題』

 

2. 来年度の予想

前述の単元はすべて出題されることが予想される。

どの単元が第六問で出題されるかはわからないが、

直列回路と並列回路において、『オームの法則』を使って数値を求める問題が

出題される可能性が高いように思う。

  

3. 対策

小問集合において出題される問題は基礎的なものが中心となるが

以下のような説明問題も出題されるため、基礎知識を理解しながらも

制限字数内で自分の考えをまとめる練習も必須である。

  

平成22年度 前期選抜 第二問 (2)

家庭でたくさんの電気器具を同時に使うと危険である。

その理由を並列、電流の二つの語を用いて書きなさい。

 

【解答例】

電気器具がすべて並列につながっていて、大きな電流が流れるから。

※抵抗を並列につなぐと、回路全体の抵抗は1の時よりも小さくなるため

 大きな電流が流れるのである。

  

また、作図問題もよく出題されるため、過去問を数年分解くなどして

しっかりと準備しておいてほしい。

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◇確率・統計

1. 出題傾向

ここ2~3年は、第二問の小問集合において出題されることが多いですが、

平成22年度入試の後期選抜では第四問が確率の問題で構成されていました。

小問集合で出題される問題は、確率だけでなく、方程式を利用する問題も出題され

教科書に出てくる問題に比べるとやや難しい印象があります。

設問数は1~2問程度で、配点は1問あたり3~4点です。

 

また、平成22年度入試後期選抜の第四問は、普段はなかなか見ないタイプの問題でした。

問題の内容をうまく読み取れなかった受験生もいたのではないでしょうか。

 

【出題例】 平成23年度 前期選抜

数直線上にある点Pを、硬貨を投げて表が出たら正の方向に2、裏が出たら負の方向に3動かすものとし、

これを何度か続けて行う。ただし、2回目以降は点Pを前回の位置から引き続いて動かすものとする。

次のア、イに答えなさい。

ア 最初に数直線上の原点にあった点Pが、表→表→裏→表→裏→表と出た時にどの位置にくるか求めなさい。

イ 数直線上の5の位置にある点Pが原点にくるには、硬貨を何回投げれば良いか。もっとも少ない回数を求めなさい。

 

【解答】

アの問題はシンプルに点Pを移動させればよい。

表(+2)→表(+2)→裏(-3)→表(+2)→裏(-3)→表(+2) ・・・ +2

 

イの問題は方程式を利用して考えるのも1つの手ですが、

ストレートに解を求められるタイプの問題ではないため、数えた方が早いような気もします。

つまり、スタート地点は+5なので、少なくとも2回以上は裏(-3)が出なければいけませんが、

裏(-3)が2回だと点Pは-1の場所にあることになり、表(+2)が出ても原点にはきません。

そこで裏(-3)が3回出ると考えると、点Pは-4の地点に移動するので、表(+2)が2回出ることで、原点にきます。

裏(-3)×3回 + 表(+2)×2回 で、合計5回が最も少ない回数となります。

 

2. 来年度の予想

例年のように小問集合での出題だと思われますが、大問が構成される可能性も否定できません。

もしも大問が構成されるとなると、難易度は比較的高くなることが予想されます。

教科書レベルの問題演習だけでは対応できないと思われるので

過去問を中心に演習を進め、さまざまなタイプの問題に慣れておきたいところです。

 

3. 対策

小問集合で出題される問題はしっかりと正解しておきたいです。

大問で出題される場合は、小問集合では出題されないと思われます。

その場合は、大問の問1と問2を確実に解けるような実力を身につけておいてほしいと思います。

 

よく出るタイプの問題としては、サイコロを使った問題や、コインを使った問題、

そしてその両方を組み合わせた問題です。

身近にある題材なので、興味を持ち、自分自身でもいろいろと試行してみましょう。

実際に試し、肌で感じることで、理解しやすくなるかもしれません。

また過去問は必ず解き、できるようになるまで復習しておきましょう。

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◇平面・空間図形

1. 出題傾向

第一問や第二問の小問集合において4問程度出題されています。

面積を求める問題や、中点連結定理を使って辺の長さを求める問題、

やや複雑な図形における角度を求めたりする問題が頻出です。

また立体の体積を求める問題もよく出題されますが、

昨年度入試の展開図から体積を求める問題のように、三平方の定理を利用する問題もチェックしておく必要があります。

 

第三問では、合同や相似の証明をはじめ、応用~発展問題が出題されます。

平面と立体の両方の知識が必要になるため、難易度は高いです。

また第五問では、関数と図形の融合問題(動点の問題)が出題されることが多く

解き慣れていないと非常に難解に見えることでしょう。

 

2. 来年度の予想

例年通りの問題構成になると思われますが、難易度は引き続き高いままであると予想されます。

第三問と第五問は、序盤の小問集合と比べると非常に難易度が高くなり

これまでの出題傾向にないようなタイプの問題が出題される可能性も十分に考えられます。

頻出単元は、円周角と中心角、合同や相似の証明、三平方の定理などです。

 

3. 対策

第一問と第二問の小問集合は完答を目指したいところです。

教科書レベルの問題やこれまで受けた定期テストを解き直すことで十分対応可能な問題レベルですので、

復習を繰り返し、基礎を固めておくことが重要でしょう。

問題演習やその解き直しを繰り返せば、図形問題が苦手な人でも少しずつ慣れてきます。

補助線の引き方や、公式をつかうタイミングなどを感覚的につかむことができれば、確実に得点は上がるはずです。

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関数

1. 出題傾向

第一問の小問集合において1問程度と、第四問において2次関数が出題されることが多いです。

特に第四問は1次関数との融合問題が出題されることも多いため、応用力が必要となります。

ただ全体的な難易度としては基礎レベルから標準レベルの問題も含まれています。

出題分野が広範囲に及ぶため、関数分野全体の配点は20点程度。

上位校を目指すなら、是非とも全問正解を目指しておきたい分野です。

 

2. 来年度の予想

例年通りの出題形式、設問数、問題の難易度が予想され、

来年度入試においても、2次関数を軸とした大問構成となると思われます。

第一問の小問集合では、比例・反比例、1次関数の定義域や値域に関する問題も考えられます。

グラフから関数の式を読み取る問題やグラフ同士の交点を求める問題も頻出です。

 

3. 対策

自主学習の中で、できるだけグラフを描き、そして読み取る練習をしてほしいと思います。

また細かい計算力も必要とされる分野ですので、正確な計算力を身につけるためにも、普段の学習から意識して取り組みましょう。

傾きや切片の求め方、交点の求め方、定義域や値域の求め方など基礎レベルの問題は

教科書の問題を解くことで身についていきます。

もし1次関数でつまずいているのなら、比例・反比例の単元まで戻って復習をするなど、根本的な苦手克服を目指しましょう。

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◇数と式 

1. 出題傾向

第一問や第二問における計算問題が多く、配点も高いです。

難易度はそれほど高くないため、確実に得点したいところです。

四則計算の基礎的なルールを再度確認し、多くの問題をこなしていきましょう。

 

2. 来年度の予想

同じような難易度、設問数が予想されます。

計算問題や展開・因数分解に関する問題は確実に出題されることでしょう。

分数や小数が混じった問題の出題も予想されるので、計算ミスに気をつけましょう。

 

3. 対策

教科書レベルの問題を一通りこなし、理解度確認をすることが重要です。

また関数や図形問題で多くの時間が必要とされるので、

正確な計算力を身につけながらも、計算スピードは上げられるようにしたいです。

ケアレスミス防止の一番の方法は、普段から意識して学習に取り組むことです。

 

 

◇方程式

1. 出題傾向

第一問や第二問の小問集合で出題されることが多いです。

2次方程式は因数分解以外の方法で解を求める問題が頻出なので、

正確に公式を暗記し、活用することがポイントとなります。

 

2. 来年度の予想

第一問と第二問の小問集合において出題されると予想されます。

1次方程式、連立方程式、2次方程式はすべて頻出です。

速さ、時間、距離の要素を含む文章題の出題も予想されるため、

関連する問題については、少なくとも一度目を通しておきましょう。

 

3. 対策

前述の『数と式』同様、計算ミスが許されない分野であるため普段から、正確で丁寧な計算を心がけましょう。

そして方程式を解く力は、関数の問題を解く上でも大いに役立つため、しっかりと身につけてほしいと思います。

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前回の更新が『読書の秋』、前々回の更新が『勉強の秋』でしたが

今回は『食欲の秋』について記載したいと思います。

 

秋が旬の食材と言えば、サンマ、カツオ、イワシなどの海産物をはじめ

マツタケ、ナス、かぼちゃ、くり、銀杏などが代表的です。

旬な食材の調理方法ですが、素材の味を活かすシンプルな味付けや調理

多いような気がします。

秋らしい、深い味わいが今から楽しみですね。

 

ちなみに『勉強をする旬な時期』と言えば、いつ頃なのでしょう。

おそらく10歳前後~20歳前後くらいの時期なのではないかと思います。

記憶力や理解力がピークを迎えるこの時期には、たくさん勉強をするのが効率的です。

 

おいしく食べられる時期に、シンプルな調理で食べる。

たくさん覚えられる時期に、ひたすら勉強する。

 

当たり前のことを当たり前にできれば、物事はスムーズに進みます。

余計なことや難しいことはあまり考えず、できることをシンプルにこなしましょう

『悩む前に行動する』ということは決して簡単なことではありませんが、

行動すれば、確実に状況は変わり、視界が開けるはずです。

 

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前回、『勉強の秋』というテーマで記事を書きましたが、

今回は『読書の秋』について記載したいと思います。

 

秋は気候的に涼しく、読書をするにはもってこいの季節です。

読書が好きではなかったり、苦手だったりする人もいると思いますが

1ヶ月に1冊程度で構いませんので、ぜひチャレンジしてみください。

 

読む本は何でも構いません。

映画の原作でも良いですし、アニメやゲームのノベライズ本でも良いと思います。

とにかく文字を読むということが重要なのです。

マンガと違い、文字だけから情景をイメージしたり、登場人物の心情を察したりすることは

国語力の向上に大いに役立ちます。

 

ただ、気を付けなければいけないことは

読書をしたからといって、すぐに国語の成績が上がるわけではないということです。

 

しかし、読書は絶対にしたほうが良いと、個人的には思っています。

それは、読書が知識を深め、見聞を広げ、自分が知らない世界を教えてくれるからです。

これまで読書に縁遠かった人も、この秋は、ぜひ『読書の秋』を過ごしてみてください。

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いよいよ9月、秋の到来です。

秋といえば、食欲の秋ともスポーツの秋とも言われます。そして、読書の秋でもありますね。

もちろん受験生にとっては、『勉強の秋』であることも間違いありません。

 

秋は気候が安定し、過ごしやすくなる時期です。

さまざまなことに挑戦するのにうってつけの季節ということなのでしょう。

 

前述したように、この秋は『勉強の秋』にしてほしいのですが、

食事を含めた体調管理適度な運動息抜きや趣味としての読書

勉強をする上で非常に重要な要素です。

 

特に適度な運動をすることは、脳の働きを活発にします。

部活を引退し、運動不足になっている受験生も多いと思いますが、

ジョギング筋トレ、あるいは簡単なストレッチでも構いませんので、身体を動かすようにしてください。

 

季節の変わり目は風邪を引いたり、体調を崩したりしやすい時期です。

十分な食事や睡眠、適度な運動によって免疫力を高めることで体調管理をしっかりと行い、

効果的な学習ができるようにしましょう。

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