教育プランナーブログ

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2011年9月

生物

1. 出題傾向

平成23年度秋田県高校入試では、第2問で植物のからだのしくみ。

第5問で消化に関する問題が出題されました。

植物は毎年出題され、7問中5問が記述問題となっています。

 

 

「平成23年度 秋田県高校入試問題」

第5問 デンプンとブドウ糖に関する実験Ⅰ~Ⅲを行った。下の(1)~(3)の問いに答えなさい。

  (※入試問題では実験内容が記載されていますが、省略します。)

(3) ヒトの体のなかで、デンプンは消化液にふくまれるアミラーゼなどのはたらきによってブドウ糖に変化し、

  小腸から吸収され、全身の細胞に運ばれる。

② デンプンがブドウ糖に変化することは、全身の細胞に養分を運ぶ上で役立っている。

  その理由を実験結果に関連づけて書きなさい。

 

実験結果の資料は文章も多く、内容を整理するのに時間がかかりそうな問題です。

この問題は、デンプンとブドウ糖の基本的な性質と、消化の仕組みを理解していれば、

資料を読み解かなくても解ける問題です。

「ブドウ糖の方が、粒が小さい」「小さい方が吸収されやすい」「水に溶けやすい」

以上の性質を文章にすれば答えとなります。

 

 

2. 来年度の予想

教科書の内容からの出題は多いものと思われます。

実験に基づく資料の読み取りや、記述式の問題も出題されることが予想されます。

 

 

3. 対策

資料を読みとらなくても、基本的な知識があれば解ける問題もあります。

いかに教科書の内容を理解しているかが試されます。

授業中に使ったノートの読み直しや、教科書中心の復習は必ず行いましょう。

 

融合問題も出題されますので、分野を横断した総合力も必要です。

応用問題や過去問などで問題に慣れる事が重要です。あらゆる問題に触れるようにしましょう。

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化学

1. 出題傾向

第3問で水溶液についての問題が出題されました。

全部で6問と出題数も多く、配点も18点と、他の分野とバランス良く出題されています。

(2)の3問目は記述式の問題となりました。

 

「平成23年度 秋田県高校入試問題」

水溶液について、次の(1)(2)の問いに答えなさい。

(2)表は、食塩と硝酸カリウムの溶解度を示したものである。

水の温度

0

20

40

60

食塩[g]

35.7

35.8

36.3

37.1

硝酸カリウム[g]

13.3

31.6

64.0

109.2

③硝酸カリウムと食塩をそれぞれ同量の水に溶かして、60℃の飽和水溶液をつくり、

その後、0℃まで下げた。このとき出てきた結晶の質量は、食塩の方が少なかった。

その理由を「食塩の溶解度は」に続けて書きなさい。

 

表を見ると、水の温度が上がっても、食塩の溶解度はほとんど変わらないことが分かります。

それに比べ、硝酸カリウムの溶解度は変化が大きいことが分かります。

以上のことをまとめれば答えとなります。

表をしっかりと読み取ることが出来れば、難なく答えを導き出すことができる問題でした。

文章で書かなくてはならない事に惑わされず、しっかりと表を読み取ることができるかが、ポイントです。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も実験に基づく問題が出題されることは間違いないでしょう。

内容も、教科書の中からの出題が多いのではないでしょうか。

記述式の問題も出てくる事は大いにあり得ますので、しっかりと対策を取る必要がありそうです。

 

 

3. 対策

幅広い範囲から出題されますので、教科書の中身は確実に身につけておくようにしましょう。

出題形式が様々ですので、応用力を身につけておく必要があります。

融合問題に対応するためにも、総合的な理解度が求められます。

教科書や授業で使ったノートを見直し、授業でやったことは確実なものにしておきましょう。

実験に基づく問題が多いので、実験の目的・方法・結果を図や表、文章にまとめる練習をしましょう。

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物理

1. 出題傾向

分野ごとに問題が分かれている傾向にあります。

電流と電圧、磁界、力と、物理分野は第4問にまとまって出題されました。

また、記述式の問題もあり、出題形式はバラエティーに富んでいます。

難易度的には教科書の内容を身につけていれば解ける問題となっています。

  

出題された中から、記述式の問題を取り上げます。

実際の問題には図1、図2が記載されていますが、省いて紹介します。 

「平成23年度 秋田県高校入試問題」

電熱線XとYに電源装置で電流を流す実験を行った。次の(1)~(3)の問いに答えなさい。

電圧[V]

0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

電流[A]

電熱線X

0

0.04

0.09

0.12

0.15

0.20

電熱線Y

0 0.11 0.20 0.30

0.39

0.50

 

(3)図1の回路のままで、図2のように装置のQ側を高くした。スイッチを入れてパイプに電流を流し、

電源装置の電圧を調整したところ、cパイプはレール上で制止したが、スイッチを切ると斜面を下った。

次に、図1の電熱線XをYに入れ替えた。装置の傾きと電源装置の電圧は変えずそのままにして、

パイプをレールにのせてスイッチを入れ電流を流した。このとき、dパイプはQ側に動きだした。

②下線部dのようになった理由を「電流」と「力」という語句を用いて書きなさい。

 

 

ポイントは、最初はなぜ静止したのか、XからYに入れ替えたことで

動き出したのはなぜかが説明できるかどうかです。

流れる電流が強くなれば、磁界から受ける力も強くなるという事実を知っていれば、

難なく解答できる問題です。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も、教科書レベルの問題を中心に、基礎力を問う問題が出題されることが予想されます。

その中にも、実験や観察の問題や、視点を変えて考える必要がある問題なども

出題されると思われます。

分野横断の融合問題が出題される可能性もありますので、対策は必要でしょう。

 

 

3. 対策

幅広い範囲から出題されますので、教科書の内容は確実に身につけておくようにしましょう。

出題形式が様々ですので、応用力も身につけておく必要があります。

融合問題に対応するためにも、総合的な理解度が求められます。

教科書や授業で使ったノートを見直し、授業でやったことは確実なものにしておきましょう。

実験や観察の結果を文章にする練習も必ず行うようにしましょう。

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確率・統計

1. 出題傾向

第4問の(2)で確率の問題が出題されました。

一定のルールが課せられ、しっかりとルールを整理しないと複雑に感じる問題となっています。

平成21年度は関数との融合問題となっており、例年、難易度は高めです。

 

「平成23年度 秋田県高校入試問題」

自然数が1つずつ書かれたカードが2枚以上あり、さいころを1回投げるごとに、

次の<ルール>にしたがってカードを取り除く。一度取り除いたカードは、もとにもどさない。

<ルール>

出た目の数をaとするとき、書かれた数字の和がaになる2枚のカードの組みをすべて取り除く。

そのような組みがないときは、カードを取り除かない。

(例)カードが1、3、3、5の4枚のとき

・さいころを1回投げて、6の目が出た場合は、1と5、3と3を取り除きカードは残らない。

・さいころを2回投げて、1回目に2の目、2回目に4の目が出た場合は、

(1回目)カードを取り除かない。(2回目)1と3を取り除き、3と5が残る

 

カードが1、1、2、3、4、5の6枚のとき、次の①、②の問いに答えなさい。

ただし、さいころはどの目が出ることも同様に確からしいものとする。

① さいころを1回投げたとき、カードが2枚残る目の出方は何通りか、求めなさい。

 

ルールと例があるため、少し複雑ですが、全て書き出していくと分かりやすくなります。

さいころが1のとき、1と1が取り除かれ4枚残る。

さいころが2のとき、1と1、2が取り除かれ3枚残る。

さいころが3のとき、1と2、3が取り除かれ3枚残る。

さいころが4のとき、1と3、4が取り除かれ3枚残る。

さいころが5のとき、1と4、2と3が取り除かれ2枚残る。

さいころが6のとき、1と5、2と4が取り除かれ2枚残る。

よって、5と6の2通り。

 

少し手間ですが、さいころの目は6通りしかありませんので、

面倒くさがらずに書き出していくことが確実に解くポイントです。

 

 

2. 来年度の予想

過去には関数との複合問題が出題されるなど、毎年出題内容に工夫が見られますので、

今年も簡単な問題が出題されるとは思えません。

確率の基礎的な知識だけでなく、応用力が試される問題が出題されるのではないでしょうか。

問題を解く際は、全て書き出していくことと、式を使って解くことの両面でアプローチできるかがポイントとなりそうです。

 

 

3. 対策

出題数が少ないものの、時間を取られる問題となっていますので、他の問題との時間配分が重要となってきます。

確実な基礎力と応用力が必要となりますので、応用・発展問題をこなしていくことが必要です。

全てを書き出すことと、計算で解けないかを考えることを必ず行うようにしましょう。

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◇平面・空間図形

1. 出題傾向

第1問で平面図形、空間図形の問題が6問出題されています。

また、第3問では作図の問題も頻出です。

第4問では円と平面図形、第5問で動点を用いた関数との融合問題が出題されるなど、

非常に問題数が多く、難易度も高いと言えます。

時間配分とスピードが求められ、点数に差が出やすい分野と言えそうです。

 

 

2. 来年度の予想

出題内容、問題数ともに例年と同様なものになると予想されます。

引き続き、関数と図形の融合問題は出題されると思われます。

問題数も多い上、難易度も年々上がっていますので、しっかりとした対策が必要となります。

 

 

3. 対策

ここ数年の秋田県高校入試では、図形の問題比率・出題数ともに高いものとなっています。

出題数が非常に多いので、解くスピードと正確さ、時間配分に気を付ける必要があります。

また、作図や関数との融合問題が出題されますので、普段から思考過程をノートにとりながら学習し、

解き終わってから再度見直すなど、ミスを減らす工夫が必要です。

類題や応用問題など、数多くの問題に触れるようにしていきましょう。

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◇関数

1. 出題傾向

例年、第三問においてが関数が出題されています。中には作図問題も含まれています。

また第五問では、図形と関数の融合問題が出題される構成となっています。

第五問は設問数が多く、応用力・発展力も必要となります。

上位校を目指す受験生でも、しっかりとした対策をとっていないと完答は難しいでしょう。

 

2. 来年度の予想

出題内容、問題数ともに例年と同様であると予想されます。

引き続き、関数と図形の融合問題は出題されると思われます。

問題数も多い上、難易度も年々上がっていますので、

解答スピードを上げるために、日々の自主学習時から意識して取り組む必要があります。

 

3. 対策

関数の基本をしっかりと身につけることが絶対条件となります。

その上で、応用力を身につけていく必要があります。

本番で作図にあまり時間をとられないためにも、教科書に載っているような出題されやすい作図問題は一通り解いておきましょう。

また融合問題に慣れるためにも多くの問題に触れておくことが大切です。

答えを導きだすまでの過程をしっかりと確認しながら学習を行いましょう。

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◇数と式・方程式・文章題

1. 出題傾向

第一問の小問集合は15問中8問を選択して解答する構成です。

そのうち半数程度が計算問題や方程式分野からの出題です。

基礎的な設問が多く、全体的にみれば解きやすいように見えますが、応用力が必要とされる問題も存在します。

難易度は年々上昇傾向にありますが、第一問は完答を目指したいところ。

 

昨年度、第二問では数と式や文字式を使う証明問題が出題されました。

2人の会話の中で誘導される形式なので考えやすい問題でしたが、

解を求める以外に説明が必要な設問もあり、難易度はそれなりに高かったと言えます。

 

2. 来年度の予想

例年通りの出題形式や設問数が予想されます。

ルートを含む計算や数の大小の問題、等式の変形や割合を含む方程式の問題など

幅広い分野から、さまざまなパターンの問題が出題されると考えられます。

 

第二問では証明問題や説明問題が出題されることが引き続き予想されるため

計算力だけではなく、式を立てる力やそれを説明できる力を身につけることが重要です。

 

3. 対策

計算ミスをなくし、第一問は完答を目指しましょう。

そのためには数と式、文字式の計算、方程式などの分野において、できるだけ多くのパターンの問題をこなす必要があります。

教科書やワークでの問題演習や、これまで受けてきた定期テストの解き直しが効果的ではないでしょうか。

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受験に向けて学習していく上で、必ず中心教科として上がるのが英語ですね。

皆さんもこの夏、たくさんの問題を解いたと思いますが、

問題集を解いてノートへ書き取る際、答えだけを書きこんでいませんか

たしかに英語の問題は、穴埋めや記号で答える問題がたくさんあります。

しかし、解答用紙の代わりに答えだけをノートに書き込むと、答え合わせをしただけで終わってしまい、

もう、そのページを開くことはなくなるでしょう。

 

ノートを使う際は、問題も一緒に書き出すようにしましょう

 

問題集はただ解くだけでは意味がありません。

解いた問題の中で、どこが出来ているのか、出来ていないのは何なのかを把握し、自分の課題を見つけることが大切です。

 

また、解けた問題でも、解説などを書き写すようにしましょう

 

問題を書く→解く→答え合わせ→間違い直し→できているところも含め、解説を書く

 

この一連の流れを忘れず、ノートに書きとめることで、自分だけの解説ノートが出来上がります。

受験の直前などの確認でも重宝することとなります。是非実践してみましょう!

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夏休も終わり、実力テストや課題テストなど、学校も受験モードに突入していくのを実感していることと思います。

休みの間に基礎固めはしっかりと行えたでしょうか。

これからの学習は、夏までの基礎固めから内容を変更して取り組むようにしていきましょう。

 

例えば、

英語の場合

長文を中心に取り組む

入試では必ず長文が出ます。必ず毎日長文に触れるようにしましょう

まだ文法などでやり残しがあるのであれば、長文と平行して行うようにしましょう。

 

数学の場合

数多く問題を解く

練習問題や類題をたくさん解きましょう。

一度解いた問題も、また繰り返し解く。間違えた問題は解説を読んで解きなおすなど、とにかく解く回数を増やしましょう。

 

国語の場合

長文に取り組む

英語同様、必ず長文中心に出題されます。

文章を読むこと。読むスピードを上げる事。内容を理解する事。

以上の3つを中心に学習しましょう。

古文も同様です。

 

 

もちろん積み残した基礎や、まだ克服できていない苦手分野などもあるかと思います。

その場合でも学習内容の中心は変更し、平行して基礎固めを行うようにします

 

頭の中身もしっかりと切り替えて、受験本番にむけて取り組みましょう。

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受験生と話をしているとベクトルで苦労している方が多いように感じます。

ベクトルのイメージがうまくつかめていない様子が見受けられます。

平面ベクトルであれば、身近なことに置き換えて考えると理解しやすいです

 

例えば

インターネットの地図サイトで、ルート検索が出来ます。

秋田県庁を検索し、大森山公園までのルートを検索してみてください。

車で移動する場合、電車で移動する場合、徒歩で移動する場合が選べると思いますが、分かりやすいように車か徒歩を選んでください。

何メートル進んで右折、左折と案内が表示されると思います。

そして、使う地図にもよりますが、直線距離の表示が出せます。

出ない場合は、下部にスケールが載っていますので、定規などで秋田県庁から大森山公園までを測ってください。

ルートを矢印で表したのがベクトルです。

全ての矢印を足したのが直線距離となります。

この内容を数式で表したのが高校で習うベクトルです。

これが平面ベクトルの考え方です。

 

なかなか身近に感じる事のできない数学ですが、発想や見方を変えると、身近なものの中にも数学が潜んでいます。

行きづまったり、理解しづらいと感じた時は、視点を変えて捉えるようにしましょう

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