2017年3月17日
愛知県 2017年度 愛知県公立高校入試 出題傾向分析(速報)~理科・社会編~
こんにちは!家庭教師のトライ 愛知県本部です。
中学2年生の皆さん
いよいよ受験まで1年を切り、ライバルもここから追い上げてきます!
中学1年生の皆さん
受験までまだ時間はあるとお思いでしょうか?内申点を上げるなら2年生がチャンスです!
焦らず着実に、目標に到達できるよう、この春から頑張っていきましょう!
さて、前回に引き続き3月6日(月)・9日(木)に実施された、
平成29年度愛知県公立高校入試の出題傾向分析をお伝えします。
理科・社会ではどんな問題が出たのでしょうか?
Aグループ・Bグループを総合して解説いたします。
<社会>
① 図表や史料を用いた問題がさらに増加
複数の資料から情報を読み取り、持っている知識と照らし合わせて国名などを類推していく
地理の問題、輸出品目からどの時代のことかを類推する歴史の問題など、
知識を整理して活用する問題が多くなっている。
② 選択肢問題の選択肢が増え、全体的に難化
4択が少なくなり選択肢が増えた分、難化の傾向がある。
③ 短文記述問題が登場
【対策】
・教科書の本文を読み込み流れや全体像を理解することがもちろん、
資料集は隅々まで読み込んで教科書内容と照合しながら知識を整理しておくことが必要。
・問題を解いて答え合わせをする時、解説を読むときなども教科書や資料集に戻って
同時代・同地域の知識を確認しておくとなお良い。
<理科>
① 作図が2問になり、配点も1点から4点に
基本的な問題とやや応用内容の問題と作図が2問出され、それぞれ2点配点のため、
合計4点作図の問題が出される。
② 文章量が増加
思考力を問う内容が増え、全体的に提供される情報量=文章量が増加傾向にある。
ポイントとなる事項を押さえながら速く正確に問題を読み、情報を整理し解法を見つける力が求められる。
③ 全体の傾向に大きな変更なし
基礎知識に基づき、実験観察結果から考察するという従来の出題傾向に大きな変更はない。
【対策】
・最低限の基礎事項を夏休み前半までに習得し、夏休み後半以降は入試の傾向に合わせたトレーニングが必要
<全体を通したまとめ>
・新傾向問題の出題による点数ダウンを懸念してか、問題自体の全体的な難易度は平年並みかやや易しかった。
新傾向2年目の来年度は本年度よりもやや難化することが予想される。
・科目ごとの難易度の調整が意識されている。
これまで、英語の難易度が高く社会の難易度が低い傾向があったが、
英語については易化・社会については難化の傾向があった。
・応用力(思考力・判断力・表現力)の高い生徒を高く評価する配点の仕組みになった。
昨年度までは基礎問題も応用問題もすべて1点の配点だったため、
基礎問題で3問間違えた生徒も応用問題で3問間違えた生徒も同じ評価だった。
しかし、本年度からは、応用問題(2点問題)の成否が合否に与える影響が大きくなり、
たとえば学力検査重視のⅢタイプの高校の場合、2点問題1問が内申点1つ分以上の価値を持つようになった。
特に中堅以上の高校を目指す生徒はこのことを意識して対策をとる必要がある。
・一方で、基礎力も十分に測定できる内容となっており、目指す高校のレベルによって
取るべき対策が異なってくる内容となっている。目標とする高校の合格ラインと今の学力の差分や、
本人の学力特性を踏まえたうえで本人にあった合格プランを立て、遂行することが必須。
個別のプランが立てられるマンツーマン指導での受験対策が非常に効果的な入試内容といえます。
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志望校をどうやって選べばよいのか、内申点の観点別評価をどう上げればよいかなど、