教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



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2012年3月

前回のブログでは、小学校の学習指導要領の改訂についてお伝えいたしましたが、

今回は中学校の内容を詳しくお伝えいたします。

中学校の指導要領の改訂は、今年2012年から完全実施となります。

 

■授業数の増加(※主要5教科の時間数が合計360コマ増加!)
①英語:3年間で+105コマ(315コマ→420コマ) 全ての学年で週3コマ→4コマへ
②数学:3年間で+70コマ(315コマ→385コマ) 中1・中3で週3コマ→4コマへ
③国語:3年間で+35コマ(350コマ→385コマ) 中2で週3コマ→4コマへ
④理科:3年間で+95コマ(290コマ→385コマ) 中2で週3コマ→4コマ、中3で週2.3コマ→4コマへ
⑤社会:3年間で+55コマ(295コマ→350コマ) 中3で週2.4コマ→週4コマへ

 

中1・中2・中3の全ての学年で、週1回1コマの授業時間増となります。

特に中3は、5教科合計で年間185コマ(480コマ→665コマ)、

週あたり5.3コマ(13.7コマ→19コマ)も増加します。

 

 

■各教科・教科書の変更点

①英語

・文法重視形への変更

・語彙数の増加:単語数が900語程度まで→1200語程度へ変更

 1300語近い新出単語を扱う教科書も

・長文読解の増加:英語長文を読ませるページが増加しています

 

②数学

・削除項目の復活:不等式・解の公式・平面図形の移動・空間図形の投影図など

・内容の高度化:削除項目が復活したことにより、教科書の「発展的内容」が高度化しました

・活用的学習内容の増加:知識技能を実生活の場面に活用するテーマが増加

 

③国語

・近代文豪の作品が復活:夏目漱石・芥川龍之介・森鴎外・高村光太郎…

・古典学習の増加:日本の伝統文化の取り扱いが強調されたため

・文法学習:中2までで内容を終了することが目標に

・常用漢字の追加・増加:196字

 

④理科

・削除内容の復活:イオン・仕事とエネルギー・地球温暖化・遺伝とDNAなど

・実験の説明だけでなく、結果や考察・まとめ・グラフを書かせる教科書の登場

 

⑤社会

・地理の学習内容の増加

 (日本)九州・四国/中国・近畿・中部・関東・東北・北海道から2~3都道府県→7地方全て

 (世界)アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オセアニアから2~3国→6地域全て

・歴史の学習内容の増加:四大文明・宗教史などの追加

・歴史的資料・統計グラフの読み取り

※現行指導要領では地理・歴史とも中1・2年で全範囲を履修することになっていましたが、

 歴史の40コマ(日露戦争以降)が中3へスライドされることとなりそうです。

 

 

今回の改訂で、指導要領は「最高基準」から「最低基準」へと位置づけが変わりました。

各教科書にもより発展的な内容が盛り込まれ、今後、学習の基準は

都道府県・各自治体・各学校の選択に委ねられることとなります。

トライでは、愛知県の入試・各学校の定期テストに向けた学習相談を随時行っております。

新学年に向けての準備ができるこの春休みに、是非ご活用ください。

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2009年に学習指導要領の改訂が告示され、2011年から小学校が、
2012年からは中学校の指導要領の改訂が完全実施となりました。
今回は、小学校は何が変わったかをご紹介します。
 
■30年ぶりに授業数が増加
改訂前5367コマ(1コマは45分)に対し、改定後は5645コマに、278コマの増加となります。
国語、社会、算数、理科、体育の授業時間数が10%程度増加し、
週あたりのコマ数が、低学年で週2コマ、中・高学年で週1コマ増加されました。
 
 
■各教科の変更点
①国語
・ことわざ、古文漢文の音読など、古典に関する学習を充実
・記録、説明、批評、論述、討論などの学習を充実
・新聞記事を読む(5、6年)
 
②算数
・台形の面積の求め方復活
・円周率3.14の復活
・そろばんの学習の充実
 
③社会
・地域の伝統文化を追加
・世界文化遺産、国宝の学習を追加
 
④理科
・食物連鎖の学習の追加
 
⑤英語
・5、6年生を対象に週1回の英語の授業を実施
・聞くこと、話すことを中心に指導をする
 
 
その他、豊かな心や健やかな体の育成を目的に、道徳教育や体育などの充実を行います。
勉強内容だけが増えるのではなく、課外活動時間も増加します。
 
学校の授業に遅れないように、トライでは前倒しでの学習や学校の内容に沿っての
対策を行っています。お気軽にご相談ください。

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今回は、平成24年度 愛知県公立高校Bグループ入試問題の分析を行います。

出題難易度レベルとしては、概ね例年通りといった印象ですが

数学などで昨年よりもやや難化傾向がみられます。

 

≪国語≫

現代文二題、漢字の読み書き・熟語の知識、古文の出題です。

今年はA・B日程ともに古文の出題でした。

 

大問一

対比されている語句について本文中ではそれぞれどのように表現されているかを

押さえられればそこまで難解ではありません。要約問題では、

【豊かさ】を鍵に指示語の内容をとらえていく力が試されています。

 

大問二

大学生が自分の中学時代を回想している文章。

同年代のため心情を捉えることはそこまで難しくはないですが、

語句に難解なものが多いことや、方言によって読みにくいものになっています。

語句の知識、また前後から推察する思考力が必要です。

 

大問三

例年並み

 

大問四

例年と出題傾向に変更はありませんでした。

重要語句を覚え、それをヒントに原文と現代語訳を対比させて読める力が求められます。

 

≪数学≫

やや難化。移行措置内容も出題されており、図形を使った問題において

いくつかの公式を使い段階を踏まなければ解くことができないものが多くなっています。

論理的に考える力が問われています。

 

≪社会≫

A日程と同じように複数の資料を丁寧に読み解き、分析し、総合的に考察する力が求められています。

 

歴史的分野では、各時代ごとではなく、大きな流れのなかで

どのような事が起こってきたのかということを問う問題でした。

地理的分野では、世界地理ではなく日本地理分野の資料読み取り問題が目立ちました。

公民分野では、市場の働きと経済や、日本国憲法などの基本的な事項を問う問題が出ています。

 

≪理科≫

A日程と同様に四領域からバランス良く出題されでいます。

ただ知識を問う問題は少なく、実験や観察からどのような方法でなにが結果として

わかったのかを資料をみながら押さえておくことが大切です。

 

≪英語≫

問題構成は例年と同様。ただの構文ではなく会話のなかで使われる表現を

日頃から押さえておくことが大切です。

聞き取りでは、重要な単語を聞き取り、話の要点を正確に把握する力が要求されます。

は、基本的な表現をいかに使えるかが重要でした。

問2では、グラフと本文の内容を対比して問題を解きましょう。

問3は、給食話題で比較的読みやすい内容です。会話のなかでの表現を

きちんと押さえていることが大切です。

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今回は、平成24年度愛知県公立高校Aグループ入試問題の分析をします。
出題難易度レベルとしては、例年通りといった印象です。
 
 
≪国語≫
現代文二題、漢字の読み書き・熟語の知識、古文で構成されており、
基本的な内容が中心の出題でした。
大問一では、筆者の考えと例示を関わらせて読む力が求められています。
要約文では、「語り合い」と「自己の構築」の関係を条件に合わせてまとめるとつながりやすい。
大問二では、筆者の気持ちを理解するために心情を表す語句に注意して読むようにするとよいでしょう。
大問三の語彙・熟語では、基本的な漢字知識をつけておくことが重要になります。
四文字熟語にも注意したい。
大問四では、原文と現代語訳を対比させて読み、内容を理解する力が問われています。
日ごろから語句の意味を的確にとらえて読んだり、表現の仕方を工夫して書いたりすることが大切です。
 
≪数学≫
各学年・各領域の学習内容からバランス良く出題されています。
数と式では、基礎的な計算力が必要。
数量関係では、関数と図形を関連付けて考えたり、
数量の関係をグラフに表して考察する力が問われています。
図形では、複雑な図形から直角三角形や相似な三角形などを見つけて、
図形の性質や定理を利用して筋道立てて考察する力が問われています。
日ごろから計算の仕方など、基礎的・基本的な内容を確実に習得するとともに、
それらを活用して論理的に考え、問題解決する力を養うことが大切です。
 
≪社会≫
複数の資料を丁寧に読み解き、分析し、総合的に考察する力が求められている点は従前通り。
歴史的分野では、比較的基本的な内容が出題されました。
地理的分野では、日本の諸地域や世界各州の地図や統計を扱い、
グループ化することで、その傾向を多角的にとらえる力が必要になってくる。
公民分野では、金融の仕組みや働きを正確にとらえたり、「持続可能な社会」に関して
時間的な経緯や社会の動きに関心を持ったりしながら学習を積み重ねる必要があります。
 
≪理科≫
理科の四領域からバランス良く出題され、自然事象に関する思考力と理解力を問う適切な問題です。
問3は、複数の実験結果から化学反応における物質の量的な関係を読み解く力が必要でした。
問4では、運動する物体の速さや力学的エネルギーの変化を総合的に考察する力が必要です。
問5は日本付近の気団と四季の変化の関係、前線と気温や湿度などの
気象要素の関係を理解していることが必要。
自然事象に関する基本的な原理・法則の習得に努めるとともに、
長い問題文から題意を読み取る読解力と分析力を養っておくことが必要になります。
 
≪英語≫
聞き取り、英作文、長文読解、会話文完成で構成され、基礎的な力を見る適切な問題でした。
聞き取りでは、会話の内容を理解し、必要な情報を正確に把握する力が要求されます。
問1は、時間割表について、会話の流れを把握して適切に表現する力が必要である。
問2では、海に関する説明文の要点を整理して読み取る力と、基本的な語句を正しく用いる力が必要です。
問3は、会議のための椅子の並べ方について会話の内容をイメージしながら理解する必要。
日ごろから言語の働きと使用場面を考え、理解力と表現力を養うことが大切です。

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2012年度 小学6年生向け 主要三大模試日程が発表されました。

 

新しい学年のカリキュラムが始まり、6年生の皆さんは忙しい日々を送られていることと思います。

さて、6年生になると始まるのは、志望校に向けた模擬試験です。

5年生までは志望校判定が出なかった模試もありますが、

6年生になると志望校判定が出るようになります。

志望校に対しての進捗確認、弱点分析、および試験慣れの為に、

是非複数の塾の模試を受けてみましょう。

 

模試の日程は以下になります。

 

【名進研公開模試】
プレ中学入試 4/29 6/3 7/1 11/4 1/6
志望校別プレ入試 10/7 12/2
※愛知県の入試に合わせた出題内容です。

 

【日能研 全国公開模試】
実力判定テスト 4/8
志望校選定テスト 5/6 6/3
志望校判定テスト 7/1
合格判定テスト 9/2 10/7 11/4 12/2 12/23
※全国の入試に合わせた出題内容です。

 愛知県内のみの受験の方にとっては、やや難しめの問題も含まれます。

 

【四谷大塚】
合不合判定予備テスト 4/15 7/8
合不合判定テスト 9/16 10/14 11/11 12/9
※全国の入試に合わせた出題内容です。

 四谷大塚および四谷大塚準拠塾で受験が出来ます。

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ここ数年で、震災の影響や就職への不安から、

医療看護系大学・専門学校への人気が高まってきています。
人を助ける仕事に就きたいと考える高校生・社会人

就職に困らないように資格を身につけたいという高校生・社会人が増えています。

特に試験科目が少なく身近な専門学校へ人気が集中しています。

 

・愛知県内では、

一般入試でも4倍の入試倍率を越える学校が6校あります。

愛知県厚生連愛北看護専門学校・名古屋市立中央看護専門学校(看護第一)・まつかげ看護専門学校・

岡崎市立看護専門学校・社会保険中京看護専門学校・名鉄看護専門学校
 

・ 社会人入試ではさらに倍率が高くなり、10倍の倍率を超える学校が5校あります。

まつかげ専門学校・愛知県立総専門学校・西尾市立専門学校・愛知県厚生連愛北看護専門学校・愛知県厚生連更生専門学校

 

・さらに、推薦入試ですら2倍の倍率を超えている学校が4校あります。

愛知県総合看護福祉専門学校・津島市立看護専門学校・藤田保健衛生大学看護専門学校・一宮市立中央看護専門学校

 

高い入試倍率を突破するためには、看護系学校の入試傾向を把握して、

学校の出題内容と現状の自分の学力に合わせて最も効率の良い学習を進めていく必要があります
トライでは、1人1人に合わせた看護系専門学校入試の為の準備プランをご用意しております。

 

下記、平成22年度の入試倍率です。
名古屋市立中央専門学校
(第一) 推薦入試1.70倍 一般入試4.30倍
(第二) 推薦入試1.63倍 一般入試3.83倍
公立瀬戸旭専門学校
  推薦入試1.06倍 一般入試3.57倍 社会人入試3.23倍
まつかげ専門学校
推薦入試1.20倍 一般入試5.00倍 社会人入試11.50倍
津島市立専門学校
推薦入試5.60倍 一般入試3.88倍 社会人入試7.78倍
豊田地域専門学校
推薦入試1.08倍 一般入試3.78倍 社会人入試4.25倍
知多市立専門学校
推薦入試1.00倍 一般入試3.72倍
愛生会専門学校
推薦入試1.13倍 一般入試3.10倍
愛知県立総専門学校
推薦入試2.06倍 一般入試3.01倍 社会人入試12.85倍
半田常滑専門学校
推薦入試1.60倍 一般入試3.57倍 社会人入試6.33倍
西尾市立専門学校
推薦入試1.00倍 一般入試2.90倍 社会人入試12.25倍
岡崎市立専門学校
推薦入試1.00倍 一般入試9.88倍 社会人入試6.17倍
一宮市立中央専門学校
推薦入試2.90倍 一般入試2.57倍
蒲郡市立ソフィア専門学校
推薦入試1.71倍 社会人入試6.80倍
トヨタ専門学校
推薦入試1.09倍 一般入試1.33倍 社会人入試8.50倍
名鉄専門学校
一般入試5.44倍
えきさい専門学校
推薦入試1.27倍 一般入試1.86

※ほか、看護系専門学校
愛知県総合福祉専門学校、愛知県厚生連愛北専門学校、名古屋市医師会専門学校、愛知県厚生連更生専門学校、藤田保健衛生大学専門学校、社会保険中京専門学校

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3月に入りました。
いよいよ愛知県の公立高校入試まであと10日間となりました。
公立高校入試に臨む中学3年生のお子様は、最後の追い込みに励んでいることでしょう。
 
今日は勉強の話ではなく、学力テストの次の日に行われる面接についてアドバイスをいたします。
 
一般入試の面接はグループ面接になります。
人数は5名程度、面接官は3名程度、面接時間は10~15分程度が一番多いようです。
面接で質問される項目は以下のようなことです。
 
■氏名、受験番号、出身校
■家から高校までの通学方法や所要時間など
■趣味、特技、資格
■中学校での部活動について
■好きな教科・嫌いな教科とその理由
■休日の過ごし方
■志望理由など
■高校に入学してからやりたいこと
 
ちょっと答えに困る質問としては、以下のような質問もあったようです。
 
■リーダーに必要なことは何か?
■なぜ勉強するのか?
■自分が総理大臣になったら、日本をどうするか?
 
一般入試においては面接が非常に重要視されるというわけではないので、
必要以上に緊張する必要はありません。
しかし、受け答えの姿勢や態度はチェックされますので、面接の順番を待っている廊下で
友達と話して盛り上がるようなことはないようにしましょう。
 
 
学力テストのポイントについては、本教育プランナーブログの
2011年9月~10月にかけてシリーズ化しています。こちらも是非チェックしてください。

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