教育プランナーブログ

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2023年5月

こんにちは!家庭教師のトライ 名古屋校です。

今回は、新設される愛知県公立の中高一貫校についてのお話です。

私立王国の愛知県では「中高一貫校なのに公立?」となる県民の方は多いですよね。


実は愛知県以外のほとんどの(※41都府県)県では、公立の中高一貫校が数多く存在します。私立よりも低学費で中高連携の6年間に渡る長期的な学習プログラムを受けることができることから、一定の人気を誇っている進学先です。

愛知県では現状、公立の一貫校は国立の愛教大付属と名古屋大付属のみでした。

しかし、ついに2025年度から新たに公立高校4校を基にした中高一貫校が導入されることになりました!


現在対象となる4校は、

・明和高等学校

・半田高等学校

・刈谷高等学校

・​津島高等学校   

であり、それぞれに連携中学校が併設されます。


進学する主なメリットとしては、

 ・私立の一貫校と同様、入学試験は中学入学時の1回→内部進学という形で連携高校への進学が可能

 ・従来の公立中学校の枠に囚われない、学校特有のカリキュラム(理系特化、英語特化)がある。

 ・公立中学校に比べて主要科目の授業時間が30%程度多い

 ・探求学習(ディスカッションやチェンジメーカー育成)の強化

 ・優秀な教師の配置

 ・公立高校の学費と同程度の学費設定

など。特に目玉になるのは、独自の学習カリキュラムです。


今まで、公立高校ではSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定された学校で、「国際的な科学技術関係人材の育成」を目的として、大学や研究施設、企業との交流活動などを含めた先端的・体系的な理数教育を受けられました。上記の4校の内、明和・半田・刈谷の3校は既にSSH認定校であり、今回の併設によって中学校段階からSSHのノウハウを駆使したカリキュラムを受けられます。通常の公立高校よりもハイレベルな環境で早い段階から学習することによって、より自身の能力を効率的に伸ばしていくことが可能です。


また津島高校では、現状の国際理解コースで取り組まれている国際交流や、地元小学校への英語出張授業などを含む言語教育に中学校から参加できるようになり、よりグローバル探究的な学習を進められます。


従来の進路選択の考え方に大きな変化をもたらしそうな公立中高一貫校の導入。


より多くの人にとって早い段階で将来的なビジョンを踏まえた検討が必要になってくる反面、一貫教育を受けたいけど私立は……と二の足を踏んでいた人にとっては、またとない機会なのではないでしょうか。今は惹かれない人にも、2026年度以降にはより校数が拡大される予定なので自身のニーズに適した中高一貫校が導入されるかもしれません。


どちらにせよ、進路選択の幅が広がるのは良いことですね!様々な情報を基に、理想の進学ができるよう考えていきましょう!

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