2017年11月10日
愛知県のトライさんが教える!賢い公立併願高校選び 尾張学区編
愛知県の皆さんこんにちは。
今日は特に中学3年生の皆さんは必見!
愛知県公立高校受験の最新情報と併願高校選びについてのアドバイスです。
もちろん中学1年生、2年生の皆さんも将来の受験のための参考にしてください。
愛知県教育委員会は10月11日、平成29年度(2017年度)
第1回の「中学校卒業見込者の進路希望状況調査」の結果を公表しました。
つまり、現在中学3年生の皆さんの進路希望調査の結果となるのですが、
調査を行った9月10日時点でもっとも高い倍率となったのは
千種高校(尾張2郡Bグループ)の4.71倍となり、
ついで松陰高校(尾張1・2郡共通Aグループ)の4.55倍、
天白高校(尾張1郡Bグループ)4.10倍となりました。
※ちなみに千種高校、松陰高校、天白高校は昨年度も倍率が高かった公立高校であり、
状況としては昨年同様となっています。
専門学科では
Aグループの市立名東高校(国際英語)の4.33倍、
Bグループの市立工業高校(機械)4.13倍となっています。
ということで、競争率の高い千種高校、松陰高校、天白高校を第1志望にした場合の
【併願校の選び方】について考えていきたいと思います。
<千種高校の場合>
千種高校は尾張2郡Bグループとなります。
合格ラインとして偏差値は66、内申は42が目安となります。
併願パターンとしては第1志望千種→第2志望松陰・名古屋南・春日井あたりが考えられます。
千種は第2志望としても選ばれやすいのです。
その場合は第1志望を明和・向陽といった尾張学区でもトップ校の志望者が第2志望で千種を選択するため、
成績上位者も千種を受験することになります。
よって倍率も高くなるため、千種高校合格に向けて内申点も当日点もどちらも上げていくことが非常に重要となります。
学力検査の得点目安としては92点(110点満点)を目標としましょう。
<松陰高校の場合>
松陰高校は尾張1.2郡共通Aグループとなります。
合格ラインとして偏差値は59、内申は37が目安となります。
併願パターンとしては第1志望松陰→第2志望名古屋西・中村・天白あたりが候補となります。
第2志望として選択されるパターンとしては第1志望が千種や西春、桜台が考えられるでしょう。
ちなみに1・2郡共通ということもあり、9月10日の志望校調査時点では愛知県内の公立高校で
最も多い志望者数(1,637名)となっています。
松陰高校合格に向けてまず内申は35~37をしっかりと取ること、内申点があまり取れていない場合は
当日学力検査の点数を上げることが必須です。合格目安は80点(110満点)です。
<天白高校の場合>
天白高校は尾張1郡Bグループとなります。
合格ラインとして偏差値は58、内申は34が目安となります。
併願パターンとしては第1志望天白→熱田、日進西、緑が考えられます。
第2志望として選択されるパターンは第1志望が昭和、名東(普通・国際英語)、松陰となるでしょう。
天白も志望者数として1,477名と松陰に次ぐ人気の高さとなっています。
第1志望が502名に対し第2志望が975名となっており、第1志望を天白と考えている人からすると
自分より成績上位者が多数受験する学校でもあります。
よって、内申も当日学力検査点もどちらも満遍なく上げる必要があります。
学力検査は80点(110点満点)を目安としましょう。
愛知県の公立高校入試は全国的にも珍しい複合選抜制となっています。
第1志望と第2志望の選び方は非常に重要な要素でありながら、
毎年どこを受験したらいいんだろう・・・と悩む受験生がたくさんいらっしゃいます。
今からでも逆転合格は遅くない!もし、志望校選びに迷っていたらぜひトライにお問合せください。
志望校選びから、第1志望合格に向けての勉強の仕方についてアドバイスをいたします。