教育プランナーブログ

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最近の中学受験の傾向として、
受験者数は増えているが、1人が受ける学校数は減ってきているという傾向があります。
不景気といわれる中でも中学受験人気は衰えておらず、特に行きたい学校があり、そこに向けて集中的に勉強している方が増えています。
下記は、2011年度入試の概況および2012年度の入試変更点です。

 

■2011年度 受験者数を伸ばした学校
1位 聖霊中学(558名、昨年対比183%)
2位 金城学院中学(1045名、昨年対比158%)
3位 春日丘中学(581名、昨年対比144%)
4位 東海中学(933名、昨年対比112%)
5位 南山中学校女子部(839名、昨年対比107%)
6位 名古屋中学(1290名、昨年対比106%)
7位 滝中学(1623名、昨年対比105%)
8位 愛知工業大学附属中学(741名、昨年対比104%)

 

女子校において、試験日の変更により志願者数の大幅な増減がありました。2010年度は、聖霊中学および金城学院中学が同日試験日だったために受験者を二分しましたが、2011年度は、二つの学校の試験日が重ならなかったっため、いずれの学校も昨年度より受験者数を増やしています。
逆に愛知淑徳・椙山女学園中学は、2010年度までは別日程にて併願が可能でしたが、2011年度から試験日が同日になっており、人気を二分しています。特に椙山女学園中学では、当日の欠席者数が268名と多く、試験日の早かった金城学院中学で合格を獲得した方たちが、椙山女学園中学を受けずに愛知淑徳中を受験したり、逆に金城学院中学で合格できなかった方たちが愛知淑徳中学を諦め椙山女学園中学を受験する、という現象が起きたことが予測されます。(金城学院中学が18名の欠席者数に対し、愛知淑徳中学は81名の欠席者数)
 

いずれも男子校であり同日試験日の東海中学南山中学男子部に関しては、ここ数年は東海中学が人気を伸ばす傾向にあります。南山中学男子部は本年度より中学からの募集人数が減りますので、敬遠されるか、それとも志願者数を維持するか、予測できません。ただ、大手進学塾の中には、募集人数の多い東海中学の方を勧めているところもあるようです。
 

春日丘中学愛知工業大学附属中学は、ここ数年着実に志願者を増やしており、人気の高まっている学校といえます。人気の高まっている学校においては、昨年より入りにくくなっていたり、合格・不合格の振り分け精度を上げる為に問題を難化させる可能性もありますので対策には十分な注意が必要です。

 

■2011年度 高倍率の中学(受験者数/合格者数)
1位 南山中学校女子部 3.74倍
2位 南山中学校男子部 2.62倍
3位 滝中学校 2.56倍
4位 東海中学 2.07倍
5位 愛知淑徳中学 2.05倍
6位 椙山学園中学校 1.91倍

 

ダントツ1位は、南山中学校女子部でした。女子の最高峰として、不動なる人気を誇っています。
南山中学校女子部は本年度中学からの募集人数を減らしますが、同日試験日の他中学に流れることがあまり考えられないため、おそらく倍率が低くなることはないでしょう。
倍率の高い学校ほど、ライバルに差をつけるために志望校の傾向に合わせた対策が必要になります。

 

■2012年度 入試変更点
南山中学校(男子部・女子部)は、本年度より、小学校から進学してくる生徒を含めてそれぞれ定員200名の募集です。小学校の1学年の定員が90名の為、それぞれ40名ほどは内部進学生となる可能性が予測されますが、正確な数字はまだ公表されていません。

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