2012年5月27日
愛知県 名古屋大学対策(工・理・医・農・情報文化)【理系数学】
こんにちは、家庭教師のトライ愛知本部です。
引き続き、名古屋大学の対策【理系】についてです。
≪名大理系数学≫
大問は4題であり、問題は標準的で典型的な問題が多いが、どの問題にも工夫がされており
良問が多い。数学が得意な人にとっては高得点が期待できる科目である。
具体的には、「微積分」「確率」は必ず1題ずつ出るといっても良いくらい頻出項目であり、
「数列」「帰納法」も頻出である。また、「ベクトル」や「複素数」も良く出題されるが、
すべての分野の基本レベルは押さえておきたい。どの分野も標準的な問題が多く、
予備校のテキストなどを1冊、何度もやり込むことが対策となる。
過去問も時間の許す限りできるだけ多くの年度の問題を解いておいてほしい。
新課程である現在は「整数問題」「行列」「微積分」「平面・空間幾何」「確率」が割合的に
大半を占める。「数列」はこれらの分野に必ず融合させて出題される傾向が強い。
2011年度入試第2問は「行列」「確率」「数列(確率漸化式)」の3分野を融合させた問題であった。
誘導が丁寧な問題が殆どであり、小問の考え方、計算過程や答えが最後の小問のヒント
になっている場合が少なくない。ただし小問がヒントとしてあまり役に立たない問題も出題されて
いるので注意すること。また、出題頻度は少ないが小問なしの問題も出題されている。
これらの問題は教育的配慮からか難易度は標準的な問題が多いが、一部難問も存在する。
最近、名大の数学は易化傾向にある。合格するには理系数学に関しては医学部医学科を除き、
4題の出題を前提とすると2~3題完答(+部分点)で7割以上は欲しい。
医学部医学科を目指すならば、4題の出題を前提とすると3題完答は最低限のノルマにして、
残りは部分点で9割以上は欲しい。勿論、完答に拘る必要はなく、取れるところは確実に
そして1点でも多く稼ぐことを意識することが大切である。合格目標点は、難易度によって
異なるが、易化傾向と言えども単純明快な問題の4題で構成されるとは考え難いので
ほぼ妥当と言える。だが2010、2011年度は選択問題はなくなり問題全体は難化しつつある。
特に2011年度は過去10年で最難といえるほどに難化してしまった。
◎年間学習の例
【5月~8月】
今の時期からは基本公式や定理の使い方をきちんと学習しておく必要がある。
青チャートの重要例題・重要問題を中心に学習しておくこと。
※使用テキスト※
青チャート
【9月~11月】
センター試験用の対策でマーク式の問題に対して慣れておく必要があります。
また、様々な問題を数多く解いて慣れていきましょう。
※使用テキスト※
理系数学 入試の核心 標準編 / 入試頻出これだけ70 / 名大過去問
【12月~1月】
センター試験が近くなる時期は、センターの過去問を時間を測って解いていくことが
必要になります。最低8割5分程度がコンスタントに取れるようにやっていきましょう。
また、必要に応じて苦手単元に向けての対策も別途行っておくとよい。
※使用テキスト※
センター過去問 / 英語整除問題精選600 / スーパー講義 英文法・語法 正誤問題
【2月~入試】
センター試験後からは、今までの学習した物に対して総復習を行っていきましょう。
間違えた問題などのチェックを怠らないようにしておくこと。
※使用テキスト※
名大過去問
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