2013年8月1日
愛知県 受験の天王山 夏休みの過ごし方
こんにちは トライ愛知本部です。
夏休みに入って10日ほど経ちましたが、みなさん充実した日々を過ごしていますか?
学年や目標によってこの夏休みの意味は一人ひとり違ってきます。
そのため、「どのように夏休みを過ごすか」というテーマに対しても
答えは様々ですが、今日は学年別に“この夏休み”に取り組みたいことや
大事にしたいことを書きますので参考にしてください。
★小学生★
小学生で大事なことは「読解力」と「計算力」です。
小学生のうちはそれほど大きな問題にならなくても中学生になると決定的に学力の差が
浮き彫りになってきます。 その原因がこの「読解力」と「計算力」の2つです。
夏休みは宿題で読書感想文を課す学校もありますが、普段は落ち着いて本を読む機会がない子も
ぜひ本を読んでください。 難しい内容のものや長いものを選ぶ必要はありません。
自分で探して 読みやすそうなものを選んでください。
計算に関しては自分からテキストを買って取り組むことまではしなくてもいいですが、
宿題にある内容は全部こなすようにしてください。分からない問題があったり
普段は後回しにしてしまうことも、この夏休みはお父さん、お母さんに聞いたり、
友達に教えてもらうなどして、一つでもできる問題を増やすことが大事になってきます。
ただ、一番大事なことは夜更かしをしたり朝寝坊をしたりせず、
決まった時間に寝て、決まった時間に起きる、という規則正しい生活を送ることです。
そのうえで勉強をがんばってみましょう。
★中学生★
中学生になると学年によって違ってきますので学年別で書きます。
≪1年生≫
1年生のうちはおそらく部活中心の生活になってしまう人も多いと思います。
その中で意識してほしいことが
「夏休みの宿題を最後まで残さない」ということです。
せめて8月半ばまでには終わらせて余裕を持って2学期を迎えましょう。
≪2年生≫
2年生は中学生活も折り返しです。部活も3年生が引退して新チームになることから
張り切っている人も多いでしょう。 そんな人に勉強の話をしても暖簾に腕押しになってしまいますが、
一つだけ意識してください。それは、
「中学校を卒業したらどんな高校に行くか」を本気で考えてみることです。
友達に聞いても先生に聞いてもかまいません。
いろいろ話を聞いたり調べたりして自分の将来と向き合ってください。
3年生になってから本気で考える人も多いですが、基本的に3年生になってからでは遅いです。
特に将来的に大学進学まで考えている人は進学する高校によって
将来の可能性が全く違うものになってしまうので気をつけてください。
≪3年生≫
3年生になったらもうひたすら走るだけです!
塾に行ったり、学校の夏講習を受ける人が大半だと思います。
3年生が気をつけるべきことは
「実力を上げること」と「内申点を上げること」を両立することです。
お勧めは8月20日までは宿題をしたり、実践問題を中心に解いていけばいいですが、
8月の後半は次の定期テストの対策をしてください。
少し早目に始めることで上位に食い込むことは十分に可能です。
★高校生★
≪1、2年生≫
将来的に国立大学や偏差値50を超える大学を考えている人は、
この夏休みに「英語の文法」をまとめておくことは必須です。
1年生だったら「時制+完了形」の問題は解けるようにしてほしいですし、
2年生にであれば「全て」です。センター試験の過去問題を解いても
文法の内容であれば全部できるくらいが理想です。
大事なことは、3年生になった時点での必要な学力から逆算して、今やるべきことを絞っていくことです。
基準は“センター試験”になりますが、国公立大学を狙う人であれば、
1年生の1月の時点で6割、2年生の1月の時点で7割が基準になります。
ぜひ、自分の目標を考えながらペースを作ってください。
≪3年生≫
「ひたすら取り組むだけ」の時期ではありますが、先走りをしすぎないようにだけ注意してください。
いろいろな家庭を訪問していると、実力にあっていない問題集や参考書を使っている人が本当に多いです。
“難しい問題集=いい問題集”というわけではありません。
自力で取り組んで6割ほど解ける問題集が最適だと思います。
問題集や参考書ばかり買いあさっているだけでは前に進めませんし、自分に合うものを選ぶことも大事です。
受験生は焦りやプレッシャーもあるため落ち着かない日々が続くと思いますが、
睡眠と栄養をしっかり取って体調管理にもくれぐれも留意してください。