2014年5月25日
愛知県 成績を上げる近道、ノートの取り方を変えてみよう!
こんにちは。トライ愛知本部です。
学校の成績を上げるには!?
そのために何を変えればいいのか!?
現役の学校の先生にアンケートを取ったところ、全員の先生が
成績を上げるカギとして「ノートの取り方」を挙げました。
板書を写しているだけの脳はあまり働いていません。
脳の「ワーキングメモリー」は、短期的な記憶を保持して、作業をするのに一番かかわる場所。
ここを働かせることで記憶にも残りやすくなるのですが、板書を写しているだけでは、
手は動かしていても、頭はあまり使っていない状態なのです。
記憶に残るノートづくりをするためには、先生の話をどんどんメモしながら、
関連する情報を線や矢印で結んでいくことが大切です。
授業内容は「ストーリー」です。
最初は「導入」、次に「展開」、最後に「終末」。
板書は、そのストーリーのごく一部を書き出したもの。
歴史の授業で、年号や出来事だけ板書されていても、それがどういう経緯で起きたのか、
どんな意味を持つのかは先生の言葉で語られます。
板書と板書の間にあった話をノートに残さないとストーリーは完成しない。
つまり板書だけでは、後でいくら見直しても、授業内容を再現できないのです。
<授業を再現するノートを取る3ステップ>
【1】ノートは余裕をもって使う
ノートに板書をいっぱいいっぱい書くと、先生の話を書き込むスペースがなくなってしまいます。
ノートは1ページずつでなく見開きで使うのが基本。左に授業内容、右には自分の復習やプリントを貼る。
【2】先生の話をどんどん書く
授業内容を書く左ページは、わかりやすいように縦にラインを引き分割。
左に板書、右は先生の話をメモするスペースに。
ラインを引かなくても中心に板書を書き、その周りに先生の話を書き込むなど、
自分が見やすいオリジナルを考えるのもOK!
<メモを取るポイントは「接続詞>
先生の話を全てノートに書き切るのは無理。短く要点だけを書きとりたい。
注目するのは「接続詞」です。
授業はストーリー、すなわち文章読解と同じと考えると、
文章と文章、言葉と言葉をつなぐ接続詞が大切です。
★特に注目すべき接続詞
○「だから」「要するに」は結論。
○「なぜなら」は根拠。
○「つまり」「すなわち」は抽象化や言い換え。
○「しかし」「ところが」は逆説。
これらの接続詞の後に、メモすべき重要な内容がくることが多い。
接続詞を手掛かりに予測することで、要点を書き取ることが簡単になります。
あとは、マルや矢印を使って、書き出したものを関連付けます。
色を使う時は自分流のルールを決め、一目でわかるようにすれば、
授業内容が再現できるノートに近づきます。
【3】ノートに自分の感情や疑問を書きこむ
○内容に賛同 → なるほど、すごい、納得!など
○内容に疑問を感じた → なぜ?、ほんとに?、ウソでしょ!など
○内容が理解できない → わからない!、後でチェック、など
自分なりの言葉なら、何でもOK!
自分の感情を書き込むことで脳の「ワーキングメモリー」も働き、授業を思い出しやすくなります。
授業が終わったら、まとめを自分の言葉で書くのも忘れずに。
これでノートを見返した時に、授業内容がより思い出しやすくなります。
よかったら一度試してみてください。