2016年10月20日
愛知県 2017年度 公立高校入試 新傾向問題とその対策
中学生の皆さん、保護者の皆さん、こんにちは!
本日は、2017年度愛知県公立高校入試の「新傾向問題とその対策」についてお伝えします。
愛知県では、2017年度から入試制度に大きな変更があります。
■変更点概要
<学力検査>
①推薦選抜にも学力検査を行う
②これまで以上に思考力,判断力,表現力等を測る出題が追加される
<検査時間・配点>
変更前:各教科40分(英語聞き取り10分+筆記35分)
各教科20点満点、合計100点
変更後:各教科45分(英語聞き取り10分+筆記40分)
各教科22点満点、合計110点
つまり、各教科追加になった2点分で、「思考力,判断力,表現力等を測る問題」が出されるということです。
では、各教科、具体的にどのような問題が増えるのか見てみましょう。
■各教科の新傾向問題
<国語>
「文を推敲するために必要な要素を把握する問題」など
例)ある生徒が要約した文章の内容と表現について、正しく誤りを指摘している文章を選ぶ
<数学>
「証明や証明の一部を記述する問題」など
例)証明中の正しくない記述を見つけさせ、さらに、その部分を正しい記述に改める
<社会>
「資料から必要な事柄を読み取った上で、基礎的・基本的な知識を活用して思考・判断したり、
表現したりする問題」など
例)示された資料からどの時代のことか読み取り、
その時代の制度や農民の生活について正しく述べたものを選ぶ
<理科>
「観察・実験などを通して身に付けた基礎的な知識や概念を問う問題」
「それらを用いて多面的に考察したり、課題解決に向けて実験の計画を立てたり、
実験の結果を分析して解釈したりする問題」など
例)実験の条件を変えた場合に、実験の結果をグラフに書く
<英語>
リスニング「概要や要点を適切に理解したり、会話の流れを予測したりする問題」など
例)会話のやりとりから、次にどのような言葉が発せられるかを予測する問題
筆記「基本的な語彙や文法・文構造の知識を活用したり、
資料から読み取った情報を整理して適切に表現する問題」など
例)日本語で書かれた意見を読み、その意見について自分の考え(主張とその理由)を2文以上で英作する
■ポイント
追加になる問題は、どの問題も全て正解して2点となるため、
該当問題に正解するかどうかで各教科2点の差、5教科で10点の差がつく。
特に高得点を目指す生徒はしっかりと対策をしておく必要があります。
■具体的な問題例
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/214172.pdf
■新傾向問題対策
新傾向問題の対策は、家庭教師のトライにお任せください