2011年10月6日
愛知県公立高校入試 【国語】④<古文・漢文>傾向と対策
① 大問4で、毎年必ず出題される。H23年度は、Aグループで古文、Bグループで漢文が出題 |
された。過去5年間(H19~23年)において、古文は毎年出題。漢文は、H22年を除き、A日程かB日程 |
のどちらかで出されている。 |
② 古文・漢文ともに必ず現代語訳がついているので、難易度は他県に比べてそれほど高くない。 |
問題形式はワンパターンなので、基礎学力をつけていれば十分対応できる。 |
古文においては、歴史的仮名遣いに直せという問題が3年おきに出題されている。 |
(H20B わざはひ、H17B いきほひ、H14B いはひ) |
古文の出典作品は、徒然草や枕草子が多い。 |
③ 大問1問・小問4問→4点 |
問題形式は、抜き出し、内容読解、心情理解、現代語訳など。 |
④ 先に現代語訳に目を通し、ざっと内容を把握した上で、古文・漢文を読むという方法を取るのが |
最も効率よい解き方。よく出る古語や漢文独特の言い回しは、ノートに書き出してまとめておくと |
よい。問題の難易度は高くないので、教科書をもとに、授業内容をしっかり復習しておく。 |
・古文については、現代語と意味が異なる古語に注意すること。その代表的なものが「あはれ」。 |
現代語では、「可哀そうだ」という意味で使っているが、古語の意味は「しみじみとして趣深い」 |
全く意味が異なるので、問題を解き終ったら、古文と現代語訳を見比べること。 |
・漢文については、覚えなければならない内容のボリュームが比較的少ないため、短時間でも効率よく |
学習でき、高得点が狙える。人物にしるしをつけておくと、読解しやすい。 |
古文・漢文ともに、普段学習する時は音読が効果的。教科書の文章などを繰り返し、声に出して読むことで、 |
現代語にはない独特の表現(漢文においては句形・句法のリズム)を身につけることができる。 |