教育プランナーブログ

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前回の生物に続き、今回はセンター試験 物理・化学編をお送りします。
 
≪センター試験:物理≫
 
■試験時間 
60分 
■配点 
100点
■問題構成
大問4題(全問必答)
①電磁気、波動、運動とエネルギーの小問集合…30点
②電磁気…20点
③波動…20点
④運動とエネルギー…30点
  
■傾向と対策
※グラフ・図・記述を選ぶ問題が頻出
正しい図やグラフ、記述を選ぶ問題の割合が大きい。また、選択肢の数も多い。
このため数式の扱いが少ない割には、難易度が高い出題がなされている。
但し、教科書に記述があるものが多いので、教科書のグラフ・図をしっかりと確認しておくこと
  
【分野別対策 電磁気】
※定義・法則の整理をしよう
磁界に関連した内容のうち、モーターと発電機については、現象がやや複雑であるから、
教科書にある実験・観察の図などを自分で書いてみるなどして、その動作原理をしっかり押さえておこう。
キーワードから関連する現象を連想したり、紛らわしい語句を整理してまとめたり
正しい語句を使って現象を説明する練習なども有効。
 
※教科書にある電気製品に注意
他の分野以上に、計算よりも定性的な現象の理解がポイントになる。
特に、音響機器、磁気カード、オシロスコープ、交流、変圧器(トランス)、蛍光灯など、
教科書に説明があるものは、その仕組みを物理法則と関連付けて、頭に入れておくこと。
また、現代生活で利用の多い電磁気の分類なども押さえておきたい
 
【分野別対策 波動】
※作図を積極的に行い、できるだけ多くのパターンの問題に当たっておこう
センター試験の波動の問題は、非常にバリエーションが豊富である。
過去問は、かなり過去の分までさかのぼって解いておくのが望ましい
その一方で、教科書にある図が、ほぼそのまま出題されることもあるので、
教科書の図についても、しっかりチェックしておこう。また、作図の問題にも積極的に取り組もう
 
【分野別対策 力学】
※過去問を有効に活用
摩擦力を中心とした力、運動方程式、力学的エネルギー、仕事などについて
過去問を利用しながら、核物理量や法則の定義を丁寧に確認しよう
 
【分野別対策 熱力学】
※エネルギー関連の語句を整理
比熱に関連した熱量の保存、ボイルの法則やシャルルの法則に関連した状態変化
内部エネルギーと熱力学第1法則の理解などに加え、
エネルギーの変換や不可逆変化に関連した用語も整理しておこう。
 
  
≪センター試験:化学≫
 
■試験時間
 
60分
■配点 
100点
■問題構成
大問4題(全問必答)
①物質の構成に関する問題や身の回りの化学を扱う知識問題など…25点
②熱化学、酸と塩基、電気分解などの物質の変化に関する問題…25点
③無機物質の性質と反応に関する問題…25点
④有機化合物に関する問題…25点
 
■傾向と対策
※総合的なイメージをもつ
今後も各分野から満遍なく出題され、教科書から逸脱した問題はでないと予想されるので、
まず、教科書をひととおり満遍なく学習することが原則となる。
物質の性質など、どうしても暗記する必要がある事項は多いが、
教科書の文章だけで覚えようとせずに、教科書の口絵にあるカラー写真には必ず目を通すなど
物質の総合的なイメージを築くようにしながら覚えるのが有効である
  
※計算問題を確実に
一通りの学習を終えたら、過去問題や模擬試験によって、センター試験のレベル、量、クセになれるようにしよう。
計算問題については以下のような問題に十分に慣れるようにしてほしい。
・物質量についての計算問題
・モル濃度を求める計算問題
・比熱を用いた計算問題
・熱化学方程式を使う計算問題
・中和滴定についての計算問題
・酸化還元に関係した計算問題
・電気分解に関係した計算問題
・完全燃焼に関連した計算問題
  
※グラフの問題
グラフを読み取る問題は、今後も必ずと言っていいほど出題される出題されると予想されるので、
以下の過去問で出題されたグラフの他にも教科書にあるグラフには注意して目を通しておくのがよい。
・燃料電池で消費される気体の体積と電気分解の電極質量の関係を表すグラフ
・塩化ナトリウムの質量と中和に要する塩酸の体積の関係を示すグラフ
・滴定曲線のグラフ
 
※知識の再攻勢を
計算問題以外は、物質や化学反応についての単なる知識の寄せ集めととらえられがちであるし、
過去の入試問題などを解くようになるまでは知識の関連などがはっきりと意識されないことも多い。
化学で扱う物質の性質・反応も整理の仕方はひとつではない。
センター試験の過去問を解くことによって、いろいろな視点から知識を整理しなおして、ノートにまとめておくとよい

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