2011年12月8日
愛知県 【大学受験シリーズ⑥】センター試験対策 日本史・世界史
物理・化学に続き、今回はセンター試験 日本史・世界史編をお送りします。
≪センター試験:日本史B≫
■試験時間
60分
■配点
100点
■問題構成
大問6題(全問必答)
①テーマ史…12点
②原始・古代史…18点
③中世史…18点
④近世史…17点
⑤近代史…12点
⑥近現代史…23点
■傾向と対策
◇正誤文選択問題が中心
昨年は設問36問中22問が正誤文を選ぶ選択問題です。
正誤の組み合わせを選ぶ問題も複数出題されるので、選択肢を吟味し、正しく正解を導きだす力が必要です。
年表の中で人物名や、出来事が起こった場所などをきちんと確認しておきましょう。
◇基本をしっかり
問題の内容は教科書レベルの基本的・標準的なものから出されています。
また史料をみて答える問題も例年出題されているので、教科書と合わせて図説も見ておくとよいです。
◇近・現代史が高得点のカギ
試験は全時代から満遍なく出題されていますが、その中でも近・現代史の出題割合は4割あります。
その他の時代の割合が2割前後であるので、近・現代史の得点率を伸ばすことが日本史高得点のカギになります。
政治・外交史を内閣ごとに整理して覚えましょう。
◇テーマ史は少しさかのぼった過去問で対策
連続して同じテーマからの出題はされていないので、少しさかのぼった過去問やマーク模試で対策を行いましょう。
近年の出題テーマは以下の通りです。
23年:明かりとエネルギーの歴史
22年:武士の歴史
21年:地方行政区画の歴史的変遷
≪センター試験:世界史B≫
■試験時間
60分
■配点
100点
■問題構成
大問4題 小問36問(全問必答)
■傾向と対策
◇出題形式は正誤文選択問題が7割
出題形式は正誤を判定する問題が全体の7割を占めています。
正誤の組み合わせを選ぶ問題も複数出題されるので、選択肢を吟味し、正しく正解を導きだす力が必要です。
◇基本を幅広く
出題範囲は、時代や地域によって偏りは少なく、幅広く知識をつけておく必要があります。
難易度としては、教科書レベルのものが多いので教科書の内容をしっかりと押さえましょう。
地図や資料からの出題もあるので、図説も合わせて確認しましょう。
また、正誤問題では複数の知識を総合して判断するものもあるため、
用語をただ丸暗記するだけではなく、知識をつなげて理解することが必要です。
◇中国史・ヨーロッパ史は頻出
幅広い内容から出題されているが、中国史やヨーロッパ史の問題は頻出です。
古代から現代までを大きな流れのなかで押さえておきましょう。
中国史では、特定の時代だけでなく税制の変化や官吏任用制度の変遷等、時代をまたいでの出題も多いです。
ヨーロッパ史では、中世の封建制度の崩壊や産業革命等の時代の流れを大きく変化させた出来事がよく聞かれます。
◇タテとヨコのつながり
各国や地域ごとにどのように歴史が変化しているかを捉えるだけではなく、
同じ時期に別の国ではどのような変化があったのかということを繋げて整理しておくことが大切です。
国々がどのように関わって来たのかを意識して学習を進めましょう。
◇文化史・社会・経済史で高得点を狙う
歴史の勉強というと政治史に偏りがちですが、高得点を狙うのであれば、文化史・社会・経済史もしっかり捉えましょう。
芸術の思潮は、経済や社会の動きと関連させて覚えましょう。
≪歴史学習のコツ≫
★まずは教科書内容の理解をしましょう!
★センターの過去問で演習をし、解説を読む中で知識の増加を図りましょう!
★参考書は何冊も持たず、使いやすいものを繰り返し使いましょう!
★自分で年表やメモリーツリーを作り、覚えやすい工夫をしましょう!