2012年4月6日
愛知県 学習指導要領改訂で何が変わった?何が変わる?(高校編)
今回は、高校の新学習指導要領について、お伝えします。
≪各科目の変更点≫
【数学】
数学Cがなくなり、数Ⅲの単元が増加していることが大きな変更点です。
数学Ⅰ分野から、中1、中3へ移行した単元があるので、要注意です。
数学Ⅰ(3単位)
数と式
二次関数
図形と計量
データの分析
数学A(3単位から2単位選択)
場合の数と確率
整数の性質
図形の性質
数学活用(2単位)
数学と人間の活動
社会生活における数理的な考察
数学Ⅱ(4単位)
色々な式
図形と方程式
指数関数、対数関数
三角関数
微分積分
数学B(3単位から2単位選択)
数列
ベクトル
確率分布(数学Cからの移行分野)
数学Ⅲ(5単位←以前は3単位)
平面上の曲線と複素数平面(数学cからの移行分野)
極限
微分法
積分法
【英語】
コミュニケーションが重視された単位に変化していることが特徴です。
英語Ⅰ・Ⅱ、リーディング → コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
オーラルコミュニケーションⅠ・Ⅱ、ライティング → 英語表現Ⅰ・Ⅱ、英会話
と単元が変化しています。
さらに、必修英単語数が増加していますので、英単語の学習強化を意識しましょう。
(2200~2700語→3000語に増加)
【国語】
単位数、内容共に大きな変化はないため、
センター試験も大きな変化がないことが予測されます。
【理科】
出題科目が6科目から8科目に増加しています。
物理
物理基礎から、物理に移行している単元が多く、
物理基礎は、今までの物理Ⅰよりも学習量が減少します。
物理に関しては、物理Ⅰからの移行や、波の式、位相変化が新たに加わり、
学習量が増加しています。
化学
化学基礎から無機物質、有機化合物が化学に移行しています。
化学に関しては、化学Ⅱと比べると、量が増加しています。
生物
今までの単元から変化しています。
生物基礎が、細胞・個体・生態の3つからなり、生態が生物Ⅱから移行しており、
それ以外の単元がすべて生物の単元となります。
選択分野だったものが必修となり、内容は増加しています。
地学
今までの地学Ⅰ・Ⅱのほぼすべてを行うことになるので、
今までの1.4倍ほどの学習量となります。
【社会】
世界史
日本の歴史との関連が新指導要領で強調されていますが、大きな変化はありません。
日本史
現代社会との関わりが強調されているため、
センター試験などでは、その分野が多く出題されそうです。
地理
日常生活との関連が加わったこと以外は大きな変更点はありません。
現代社会、倫理、政治・経済は、現行とほぼ変化なしです。
高校の学習内容は、各高校により異なる場合があります。
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