教育プランナーブログ

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2011年11月

今回は愛知中学の入試傾向についてです。
 
○昨年の入試デ―タ○
募集人数 160名  受験者数 1,419名  合格者数 966名
合格最低点 181点 (満点300点)
 
 
○算数:傾向と対策○
試験時間:50分 配点:100点 目標点数:65点
 
計算問題は毎年1問出題されるかされないかという程度です。一文問題の数が非常に多く、毎年13問前後出題されます。
応用問題は毎年6題前後出題されます。各単元の基礎を理解した上で、演習を重ねていくことが重要です。
その中で、どの解法を当てはめれば良いかを判断できる力を付ける必要があります。
 

試験時間が50分なので、計算問題があれば、そこで1~2分、応用問題を1問3分30秒で解くとして21分。
残り27~28分で一文問題を13問前後解答することになります。
一文問題は1問を2分程度で解答するスピードが要求されます。

 

≪出題頻度の高い分野≫

一文問題 → 旅人算、植木算、ニュートン算、時計算、速さと距離、場合の数、濃度、流水算

応用問題 → 周期・規則性、円と扇形の基本、面積の体積・容積、直方体・立方体、水量と容積

 

 

○国語:傾向と対策○
試験時間:50分 配点:100点 目標点数:70点
 
物語文→約3,000字で構成。論説文に比べ文字数が約1,000字多いですが問題数は変わません。
出題傾向は、漢字の出題が2問程度。記述式は毎年1問、選択問題が6問、抜き出し式が3問となっております。
論説文→約2,000字で構成。漢字は2~3問程度。
記述式は毎年1問、選択問題が6問、抜き出し式が3問と出題傾向は物語文と変わりません。
論説は注釈も多く、難しい語句や言い回しがあるので、語彙力が要求されます。

 
年々、愛知中学合格者平均点が上がっています。(平成21年64.6点→平成22年71.1点)

 

≪出題頻度の高い分野≫物語文、論説文

 

 

○社会:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点 目標点数:28点
 
各単元選択問題と記述式の出題になります。
地理は、毎年地図や降水量の資料・グラフ問題が出題されます。愛知県に絡んだ問題も出題されますので、愛知県の工業や合併後の市の面積などは知識として持っておく必要があります。特に愛知県は自動車関連企業にスポットに当てられる事が多いので、全国で愛知県に並ぶ自動車関連企業は把握しておくこと。
歴史は、年表や写真など資料に元に解答する問題が多いです。系図の問題や、戦争や出来事の並び替えなど、歴史の流れを問われる出題が多くあります。時間軸などを整理しておきましょう。
公民は国会や憲法、内閣や裁判所の基本知識は確実に身につけておいてください。時事問題の出題もあるので、その年の世界の動きは頭に入れておきましょう。毎年、歴代総理大臣関係の問題が出題されますので、誰がいつ何をしたのか関連付けて整理しておきましょう。

 

 

○理科:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点 目標点数:29点
 

社会同様各単元選択問題と記述式の出題になります。
物理は知識よりも計算問題が多く、原理原則を理解した上での解答が要求されます。出題範囲も広く、ばねやてこ、歯車など一通り押さえておく必要があります。
生物は細かい知識を問う記述説明を求める問題があります。身体の仕組みは細かい知識も覚えておきましょう。
化学では、水溶液の性質の出題率が高いので押さえておく必要があります。気体の性質も出題頻度が高く、ものの燃え方と連動して覚えていく必要あります。
地学の分野は、地球の公転・自転に加え、地層の出題傾向が高くなっています。知識だけではなく、その知識を応用できる力を付ける必要があります。早めに準備を行い、万全なを対策していきましょう。

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名古屋中学校の試験科目は国語・算数・理科・社会の4科目です。

配点は国語・算数が各100点、理科・社会が各50点の計300点となっており、

平成23年度の入試では、合格最低点が152点でした。

名古屋中学校を目指すためには、7割は得点できるように準備をしておきたいです。

 

ここからは、各科目の特徴についてご紹介します。

 

○算数○ 

配点:100点 試験時間:50分 目標点数:62点

≪問題構成≫

計算問題2問 一文問題9問 応用文章題8問 ・・・ 計19問前後

 

計算問題が2,3問と少なく、一文問題と言われる問題が多いので素早く正確に問題を解く能力が必要になります。

問題の種類としては特殊演算と呼ばれるものが多く出題されるので解き方をしっかりとマスターしておく必要があります。

5年生終了時までに一通りの受験内容は全て仕上げ、6年生の1年間は特殊演算を中心に、 

苦手単元克服や正答率アップに時間を割けるようにしましょう。

 

 

○国語○

配点:100点 試験時間:50分 目標点数:70点

≪問題構成≫

物語文(2,750字程度) 選択式3問・抜き出し式2問・記述式3問 … 計7問前後

論説文(2,400字程度) 選択式5問・抜き出し式2問・記述式2問 … 計9問前後

 

物語文、論説文ともに、やや難易度の高い文章も含まれています。

題材としては道徳的な内容の文章が見受けられるので、普段から新聞の社説やエッセイなどで慣れておくとよいです。

特に物語文はかなりの長文なので、早く正確に読み解いていく力が必要になります。

2,500字程度の文章を10分程度で読めるように、普段から訓練しておきましょう。また、近年の傾向として

ローマ字が出題されています。難易度は低いので学校の教科書に出てくる基本をしっかりと押さえましょう。

 

 

○社会○

配点:50点 試験時間:30分 目標点数:35点

≪問題構成≫

地理 選択式7問・記述式2問・短文記述式1問 … 計10問前後

歴史 選択式9問・記述式1問・短文記述式0問 … 計10問前後

公民 選択式7問・記述式3問・短文記述式0問 … 計10問前後

 

地理では、地図を使った問題が多く出題されます。位置関係や経度、緯度を問われる問題も多いです。

日本地図だけでなく、世界地図や資料集を普段から目を通しておく必要があるでしょう。

歴史では、人や出来事についての問題が多いほか、正誤問題や年代順を問う問題も多いです。

年表などを使って、歴史の流れを正確につかんで整理しておく必要があります。

公民は、日本国憲法を中心として三権の役割を問う問題が多いので、仕組みをしっかりと理解しておきましょう。

また法令の公布年月など、数値を問う問題も出題されるのでしっかりと整理しておきましょう。

問題のレベルとしては標準的な内容が多いので、基本的な用語をしっかりと理解しておけば対応できます。

 

 

○理科

配点:50点 試験時間:30分 目標点数:35点

≪問題構成≫

物理 選択式1問・記述式1問・短文記述式4問 … 計6問前後

化学 選択式4問・記述式2問・短文記述式2問 … 計8問前後

生物 選択式7問・記述式1問・短文記述式1問 … 計9問前後

地学 選択式9問・記述式1問・短文記述式0問 … 計10問前後

 

どの分野でも基本的な知識に加えて、思考力や応用力が問われる問題が多いです。

容易に回答できる問題が少ないうえに、前半に難問が出題されるケースが多いので、

時間配分を考えて効率よく問題を解いていきましょう。

物理では、計算を必要とした問題が多いです。特に滑車てこ、ばねなどがよく出題されます。

化学では、知識と知識を組み合わせて考える力が必要になります。

計算問題も出題されますので公式を覚えての練習が必要になります。

生物では、知識を問う問題のほかに、思考力を問う問題も出題されます。普段から練習して慣れておきましょう。

地学では、知識を問う問題もありますが、覚えた内容を基に考えて行く問題も出題されます。

結果だけでなく、それに至る過程もしっかりと理解しておきましょう。

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