2011年9月27日
群馬県高校入試 社会④経済(公民)の傾向と対策
群馬県の公立高校入試の傾向と対策を、各教科の単元ごとにお伝えしていきます。
16回目の今回は、社会の経済(公民)です。
公民では時代を反映した時事問題が多く出される傾向にあります。特に、福祉、国際社会や平和についてが狙われやすい分野です。
今年度は、年金の高齢者所在不明問題、小笠原諸島・平泉が世界遺産に登録、アメリカ同時多発テロから10年、東日本大震災、なでしこジャパンの活躍が話題となっています。
文章の記述問題は毎年多く出されており、今年度もやはり対策をする必要があると考えられます。
単なる記述だけでなく、それらの問題の理由や背景について考察して書かせる問題が多いため、地理・歴史でも言えることですが、読み取り能力に加えて、考察力と要点をまとめる文章力が必要です。
まとめを兼ねて重要なポイントは短い文章で簡潔に書けるように練習しておきましょう。
また、資料の読み取りに慣れるため、図表を読み取るだけでなく、文章から図表をかけるように練習するとより一層学びが深まるでしょう。
過去の問題はこれまでの傾向を知り学習を深めるのに役立ちますが、公民に多く出題される時事問題は過去問ではカバーしきれないため、新聞を読んだり、テレビでニュースをみたりと、何気ない日常から政治や経済に関心を持つように心掛けましょう。
新聞やテレビのニュースでみたことについて家族や友達と話たり考えたりすることで、理解が深まるだけでなく、楽しく学習できるでしょう。
政治や経済はわたしたちの生活に密接に関係しているものですから、毎日少しずつ学んでいきましょう。