2019年1月15日
群馬県 共愛学園高等学校 2019年度入試傾向
2019年度共愛学園高等学校入学試験について
【入試形態】 「推薦入試」、「学業特別奨学生入試」、「一般入試」
「推薦入試」は「作文と面接」となっています。(英検推薦は面接のみ)
「学業特別奨学生入試」は5教科の筆記試験のみ。ただし、帰国生は国、数、英3教科と面接。
「一般入試」は5教科の筆記試験と面接。ただし、帰国生は国、数、英3教科と面接となります。
試験は英語科も普通科も英語のリスニングを含む共通の入試ですが、英語については一部普通科と英語科では異なる問題が含まれています。試験時間は英語のみ50分で初めの約10分間がリスニング試験、残り40分が筆記試験となっています。他の4教科は45分間の試験となります。
*詳細は、必ず2019年度生徒募集要項でご確認ください。
【各入試科目の出題範囲・内容】
【作文】
〔推薦入試〕 400字以上600字以内(句読点も1字とする)。題は試験当日に出題される。
【面接】
英検推薦、帰国生入試は、個人面接。それ以外は集団面接。
【国語】
〔学特入試〕 現代文分野大問2(評論的問題、小説的問題)8割
国語常識問題(古典分野を含む) 2割
〔一般入試〕 学特入試と同じになります
ポイント
・現代文は評論・評論的な問題と小説か随筆。
漢字書き取り、読み、語句の意味、四字熟語、慣用句など
評論や評論的な文章では、読解力の基礎を確かめるための指示語・接続詞・言い換えの表現などを問いながら、著者の主張に迫る設問へと続く。
小説では言動、情景描写などから、登場人物の心理をつかむ設問、主人公の心情をつかむことによって、その場面の主題をつかむ設問へと続く。
・国語常識問題は古典分野(古文・漢文)を含む基本的な設問が出題される。古文は歴史的仮名遣い、漢文は書き下し文など。文学史的な設問(作品名・作者・ジャンル・成立時代など)、文法、慣用句なども勉強しておくと良いでしょう。
【数学】
〔学特入試〕、〔一般入試〕とも傾向は同じです。
昨年度と同じく、学特・一般ともに最初の計算問題を40%とします。できるだけ最初の計算問題でのミスをしないように注意しましょう。また、2番以降の問題ではすべての範囲から出題します。
具体的には、主に
「方程式」、 「関数」、 「図形」、 「確率」 の分野からの出題となります。
ただし、中学3年で学習する「三平方の定理」、「円」、「標本調査」は出題しません。
問題量が多いので、できる問題から解くように心がけましょう。
【社会】
例年通り大問4~5問、各大問に小問(問い)が10問前後あり、図・表・写真などの資料が含まれる。各分野については以下の通り。
・地理分野
〔学特入試〕
・ヨーロッパ州に関する自然環境・文化などを調べておくと良いでしょう。
・関東地方に関する問題と、地形図に関する問題が出ます。
〔一般入試〕
・地形図に関する問題が出ます。
・北海道地方について学習をしておくと良いでしょう。
・東南アジアに関する自然環境・産業・文化などを復習しておくと良いでしょう。
・歴史分野
〔学特入試〕
・幕末から明治時代を通じてまでの期間を出題します。年表形式で出しますので幕末からの流れをおさえておきましょう。19世紀中頃の天保の改革あたりから20世紀初頭の明治末期までの歴史の流れを教科書で確認し、ノートにまとめておきましょう。幕末の時の外国との関係、明治時代の諸外国との戦争、また国内の政治の動きなどもみておきましょう。年表と共に歴史上の人物の写真、地図などの資料も出します。
〔一般入試共通〕
・20世紀の日本や、世界の動きについて出題します。人物や戦争、各国の様子を、教科書を中心に勉強しておいてください。太字の語句や、地図、写真などをよく見ておくと良いと思います。
・公民分野
〔学特入試〕
・国民主権、平和主義、基本的人権の尊重それぞれに関する問題を出題します。教科書の内容ですので、よく読んできてください。憲法の条文に関しては、第9条、第13条、第14条、第96条をよく見てきてください。
〔一般入試〕
・地方自治において復習して下さい。特に次の3点をしっかりと復習しましょう
①地方自治の制度のしくみ
②住民の権利と政治参加
③地方財政と課題
【理科】
実験や観察の問題が多く出題される。教科書に掲載された実験や観察はよく復習をしておくこと。
・物理分野 音・光・力・電気・運動に関する分野で,この分野は計算を必要とする問題が多く出題される。また、実験や観察から得た情報を読み取ったり、考えたりする問題も出題されるので、教科書にある実験や観察、その中で使用する機器の特徴、導き出された定理や法則をよく理解しておくこと。定理や法則の名前だけではなく、その内容まで充分に学習しておく。
・化学分野 状態変化、化学変化、原子や分子、物質の性質に関する分野で、教科書にある実験や観察の操作や結果、注意点などを理解しておく。また、実験や観察でわかる物質の性質、教科書に載っている原子や分子の元素記号や化学式、そして、化学反応を表す化学反応式も書けるようにしておくこと。
・生物分野 植物や動物やヒトのからだ、生物同士のつながりといった、いわゆる生命体に関する分野で、それぞれの動植物全体を大きくとらえての共通した特徴、異なる特徴を整理し、系統的に理解しておく。また、動植物の特徴ある部分の働きや、その必要性についても学習する。また、よく使われる観察や実験、試薬や溶液についても, 充分に復習しておくこと.
・地学分野 地学分野 地層・火山・地震, 気象に関する問題で,最近話題になった事象や発生した現象についての問題が出題されることが多い。また計算問題が出題されることもある。
なお、天文分野については、中学校での教科指導の進捗を考慮して、学特・一般試験とも出題範囲から除外する。
全体的に 教科書を中心とし、単なる丸暗記ではなく、自分の言葉で説明できるよう準備することが必要である。
【英語】
◇学業特別奨学生入試(英語科・普通科共通問題。一部、科別問題を含む。リスニングは共通問題)
時間配分 Listening → 約10分(放送は1回のみ)
Writing → 約40分
配点 Listening → 20%
Writing → 80%
問題形式 Writing(共通) ・文法問題 ・会話問題 ・長文問題1題
(別問題・普通科) ・単語の定義 ・文整序問題
(別問題・ 英語科) ・単語の定義 ・語彙問題(一般常識含む)
◇一般入試 (英語科・普通科共通問題。一部、科別問題を含む。リスニングは共通問題)
時間配分 Listening → 約10分(放送は1回のみ)
Writing → 約40分
配点 Listening → 20%
Writing → 80%
問題形式 Writing(共通) ・文法問題 ・会話問題・長文問題1題
(別問題・普通科) ・熟語問題 ・語彙問題
(別問題・ 英語科) ・単語の定義 ・語彙問題(一般常識含む)
(注)10月27日現在の予定です。若干の変更の可能性もあります。
学特入試・一般入試ともに中学校の学習内容に加えて、発展的内容も問われます。中学の教科書の基本的事項(単語・熟語・文法)はもちろんですが、応用力も身につけておいてください。長文問題では内容把握を中心に出題されます。時間内に解き終わるように、長文読解力もつけておきましょう。