2011年10月27日
愛知県 中学受験シリーズ第5回:南山中学女子部の入試傾向
今回は愛知県の中でも一番レベルの高い女子中学、南山中学女子部の傾向と対策をご紹介します。
○算数:傾向と対策○
試験時間:50分 配点:200点 ⇒ 目標点数110点
全体の43%が計算問題と一文問題。残りの57%を応用問題が占めています。
計算問題、一文問題を一問一分で解いたとしても、応用問題にかけられる時間は一問3分30秒です。
一問あたりの解くスピードを上げること、精度を上げることがポイントとなります。
応用問題では毎年円と扇形の問題が出題されます。
基礎だけでは太刀打ちできない問題ばかりなので、早い段階で基礎を固め、応用問題対策をしましょう。
出題頻度の高い分野:計算の順序、単位の換算、還元算、特殊演算、割合・速さ
○国語:傾向と対策○
試験時間:50分 配点:200点 ⇒ 目標点数130点
2800字の文章を各6分で読めるように訓練が必要です。
選択問題では、説明文から適切なものを選ぶ問題や、言葉の意味を問う問題が出題され、
目安として一問あたり1分で解けるようにしておく必要があります。
抜き出し式問題では言葉の入れ替えや理由を問う問題が出題されます。一問あたり目標時間は2分30秒です。
記述式問題では、物語文では60~80字で理由や意味を答える問題が多く、
説明文では100字前後で筆者の意図を答える問題が多く出題されます。一問あたり4分が目安です。
言葉や漢字の意味を問う問題が多く出題されるので、語彙力をつけておくことがポイントとなります。
○社会:傾向と対策○
試験時間:40分 配点:200点 ⇒ 目標点数;160点
地理は図やグラフからの選択問題や都道府県を答える記述式が多く、短文記述式の問題は出題されていません。
歴史は絵や説明文から正しいものを選択する問題や、人物名を漢字で答える問題が多く出題されます。
短文記述式の問題では、ある事柄を簡潔に説明する問題が出題されます。
公民は最近の時事問題から、正しいものや間違いを選ぶ選択問題や、名称を答える問題、
短文記述式の問題では事柄の説明をするものが出題され、最大で30字程度での記述が求められます。
公民は、日々のニュースに関心を持つようにしなければ知識を得ることができません。
また、全体の文章量が多いので、記述問題を約40秒で解けるようにすることがポイントとなります。
○理科:傾向と対策○
試験時間:40分 配点:200点 ⇒ 目標点数150点
物理ではてこや物の運動、生物では植物や昆虫、
化学では水溶液や電磁石、地学では天気、地層、天体の問題が多く出題されます。
説明を読んで選択、名称を答える問題が多く、物理や化学では実験の説明が多く出題されます。
毎年単元ごとに偏りがないので、全ての範囲の対策をしておく必要があります。
南山中学女子部では、社会や理科を捨てる教科にできず、高い点数をとらなければなりません。
受験直前に全体を暗記するだけの勉強では不足ですので、
4教科の勉強計画をしっかり立てる必要があります。
家庭教師のトライでは、4教科の勉強計画を考え、
生徒さんそれぞれに合わせた効率のいい勉強方法で指導していきます。
是非ご相談ください。