2011年11月13日
愛知県 中学受験シリーズ第14回:聖霊中学の入試傾向
今回は聖霊中学校の傾向と対策をご紹介します。
○昨年の入試データ○
募集人数:200人 受験数:558人 合格者数:444人
合格最低点150点
○算数:傾向と対策○
試験時間:45分 配点:100点
計算問題4問、一文問題9問、応用文章問題11問。
問題のレベルとしては基本的・標準的な問題が多いです。
しかし幅広い範囲から出題されており、問題数を多く解いておくことが必要となります。
計算分野では比や濃度、距離の問題が頻出なので、まずはそこから押さえましょう。
図形分野では角度や立体の問題が多く出ているので、類似問題を多く解き解法に慣れるようにしてください。
また試験時間45分に対して問題数が24問あり、1問平均2分弱で解かなければなりません。
日頃の勉強の中でも時間を計りながら行う等で解く時間を意識した演習を心がけましょう。
○国語:傾向と対策○
試験時間:45分 配点:100点
文字数は物語文4300文字、論説文2500字前後の文字数です。
合計で7000字近くの文字数を読まなければならず、ここでも速さが必要になります。
物語文の文字数が多いので、主語が誰かということを意識して速く読む練習をすると良いです。
問題の内容としては選択問題が多く出題されており、選択肢の吟味を速く正確に行えるかがカギになります。
漢字も毎年出題されているので、小学校で習う漢字は必ず解けるように繰り返し練習しましょう。
○社会:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点
地理・・・グラフや資料、地図などの資料からの穴埋め形式での出題が多く、
それらを正しく読み取る力が必要です。
各地域の特色や産業、世界とのつながりを自分でまとめ、繰り返し確認するということができると良いです。
歴史・・・各時代の出来事や文化をテーマとして出題されることが多いです。
建造物の写真や絵などを見て答える問題が多いので、資料集は手の届くところにおいて確認をしましょう。
また、歴史的な出来事が起こった時代やその順序を問う問題も多いので、時代の流れと各時代ごとの
出来事などをまとめておくと良いです。
公民・・・日本国憲法や国連についてよく出題されています。政治の仕組みもよく出題されているので、
要点をつかんで整理しておくと良いです。
○理科:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点
物理・・・知識よりも原理や理論を基に考える問題が中心です。計算問題も多いですが、
基本的な内容なので、普段から公式をつかった計算問題に慣れておくと良いです。
化学・・・知識を覚えることと、知識を基に考える思考力を問う問題があります。
知識を組み合わせて考えないと正解できない問題や、計算問題も出題されています。
内容としては、基礎的な内容が多いので基礎をしっかりと固めることが重要です。
短文記述においては実験の結果や原理を問う問題が出るので結果だけでなく、
原理や過程も論理的に覚えておくと良いです。
生物・・・知識を覚え、取り出すということが必要です。
短文記述も出題されるのでその事象に対して自分の言葉で説明するクセをつけましょう。
地学・・・天体についての出題が多く、知識とそれを基にした思考力の両方が必要になってきます。
結論だけでなく、図を書くなどして過程もしっかりと覚えておくと良いでしょう。
全体的に、試験時間に対して問題数が多いのが特徴です。
普段の勉強から時間を意識して問題を解く練習をしましょう。