2012年4月14日
愛知県 忘れないコツ!復習のすすめ
こんにちは。家庭教師のトライ 愛知本部です。
多くの学校では、今週から学校の授業が始まりました。
先日、この春に菊里高校に合格した生徒に電話をし、高校の授業の様子を聞いてみました。中学校に比べて授業スピードが速いので、予習・復習をしないで授業を受けていると、そのうちついていけなくなるとのことでした。
これから部活動と勉強を両立させなければいけないと考えると、限られた時間で、より効率良く学習していく事が必要になります。
その為にも、今回は、忘れないコツを紹介させて頂きます。
まず初めに、人の記憶力について表した、「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
これは、暗記・記憶したものが、時間が経過するにつれてどれだけ記憶に残っているか、ということについて表したものです。
人の記憶とは曖昧なもので、無意味な文字列など意味をなさない言葉を覚えた場合に、
一度覚えた事でも、20分経てばその覚えた内容の58%しか覚えておらず、1時間経てば44%、24時間経てば26%、1週間後には23%しか覚えていないことが脳科学の実験で証明されました。
わかったつもりを防ぎ、忘れないようにするためには、復習や反復を入れていくことが必要になります。
人は6回~8回反復を繰り返した内容は忘れることはないと言われていますので、記憶に定着させるならば日々学習時間を作り、復習と反復の機会を作りましょう。
もう一つ、「ギルフォードの忘却曲線」というのがあります
これは詩や散文など、意味のあるものを記憶した時に、時間が経過するにつれてどれだけ記憶が残っているかを調べたものです。
上記のエビングハウスの忘却曲線とは違い、原理理屈がはっきりしたものを理解した場合の保存率を表したものになります。
ひとつひとつ深く理解したことは、記憶により残りやすく、定着しやすくなります。
覚えたことを定着させる学習方法としては、
学校では、授業が終わったら1時間以内、例えば、休み時間の10分休みを使って授業内容の見直しをしましょう。
家庭では、夜、寝るまでの間にノートを見ながら学校の内容を復習することで、忘れていた事を思い出し、記憶し直します。そして翌日に問題を解いて深く理解することで、記憶は定着していきます。
多くの学校では、5月の中旬から中間テストがあります。
新学期1回目のテストであり、学校内での自分の立ち位置が分かる良い機会になると思います。
結果を残すためにも、日々の学習の見直しや週末とゴールデンウィークを有意義に利用できるよう学習計画を立てていきましょう。