2011年1月25日
群馬県 公立高校前期対策 面接篇(2)
さて、前回の「いじめられているクラスメートを目撃した場合どうしますか?」という質問の答え方ですが、
前回の通り受験生の考える力を見たいという質問者の意図を汲む回答が必要となります。
例えば今回は「電車やバスでお年寄りの方が乗車されたら席を譲りますか?」という質問に対して、
まずありがちな中で、あまり好ましくない回答としては
・「席を必ず譲っています」
という回答と
・「いつもそういう場面で席を譲らない人が多くて心を痛めています」
といったのがあります。
前者は当然でもあり、問題はありませんが、あまりきっぱりと答えてしまうと前回の回答と同じで、仮に事実だとしても、本当にやっているかどうか現実味欠ける印象を与えかねません。
また後者は、正論ですが「譲りますか?」という質問に対しての答えになっていません。
よって現実的で、席を譲ることに関心があり、なおかつ質問に答える形とすれば、
「なるべく勇気を振り絞って譲るようにしています。ただ正直毎回譲ろうと言う気持ちはあるのですが、つい恥ずかしくて毎回は譲れていません。」
など、素直にかつ前向きな答えがこの場合一番無難かと思います。
当然答えは人それぞれあり、面接では受験者一人一人の個性を見る場でもあるので、無難な回答を丸覚えしてはいい評価に繋がりませんが、
いろんな質問のパターンを想定してみては、質問者の意図を汲み取り、それに対して相手が納得のいく答えが出せるかどうか、
家族や友人や先生と練習してみてはいかがでしょうか。