2013年10月9日
群馬県 大学入試の傾向と対策 ~国語編~
大学入試の傾向と対策 ~国語編~
【センター試験国語の概要】
・「国語総合」「国語表現Ⅰ」の内容が出題範囲
・近代以降の文章、古典(古文・漢文)を出題
・80分200点満点
・例年大問4問
大問1:評論文・・・問題数7問(4~5択)
・傍線部と同じ漢字を含むもの
・傍線部の理由 ・どういうことを例えているか ・筆者の考え ・表現上の特徴 ・全体の構成について |
大問2:小説・・・・問題数6問(5~6択)
・本文中における語彙の意味
・登場人物の行動の理由 ・登場人物の心情の説明 ・文章の表現に対する説明 |
大問3:古文・・・問題数6問(5択)
・傍線部の語彙解釈
・助動詞、助詞、形容動詞の活用語尾から文法的に合うもの選択 ・誰がどのようなことを言ったのか ・言葉に込められた登場人物の心情 ・和歌に関する説明 ・文章と表現と内容について |
大問4:漢文・・・問題数8問(5択)
・1つの漢字と同じ意味の漢字を含む熟語選択
・書き下し文に直し、筆者の心情 ・書き下し文に直し、状況を説明 ・一文から、その時系列を考える ・返り点のつけ方と書き下し文の組み合わせ ・一文を書き下し文に直し、解釈する |
【センター試験の対策】
1、評論文
①筆者が「どうして、何を根拠に、何を主張しているのか」という『筆者の立場』『筆者の考え』
「筆者が読者である私たちに何を言いたいのかということ」を捉える練習をすること。
②接続語や段落構成に注目すると、筆者が「何を根拠に、何を主張しているのか」をつかみやすくなります!
問題を解きながら、それらを自分なりにチェックをしていきましょう。
2、小説
①小説での一番のポイントは『登場人物の心情の変化』『情景描写の変化』です。
②読み進めながら、登場人物に印をつけたり、情景が変わる瞬間に着目し、
①で挙げた、『変化』に気づけるようにしましょう。
③表現の特徴もセンター試験ではよく狙われます。
例えば比喩や、擬人法、繰り返し表現などは復習しておいて損はありません。
3、古文
①古文では『登場人物』が主語として明記されません。
本文を読みながら、『誰が何をどのようにしたのか』、前後の文脈を参考に読んでいきしょう。
②古文では、助詞、助動詞、形容動詞の語尾がややこしい為、文脈中でそれらの差異に
気付けるように、各々の性質を自分なりに表でまとめておけると◎です。
③センター試験では『和歌』も頻出です。和歌には枕詞や掛詞等、独自の表現技法があります。
具体例と照らし合わせながら、技法を覚えましょう。
4、漢文
①漢文では、白文に返り点や送り仮名がふってあるものから、
『書き下し文』に直し、そして『現代語訳』に直す力が求められます。
特に、返り点のレ点や一二点、上中下点の用法は暗記必須です!
②センター試験では、一文を自ら解釈する問題が頻出です。
そこから、筆者の心情や、物語の状況を捉える為、漢文の文法暗記はさることながら、
より多くの漢文に挑戦し、触れることが大切です。