2013年7月20日
山口県 合格体験談 ~真夏の奮闘劇~
みなさん、こんにちは。
暑い日々ですが、ベストコンディションを整えていきましょう。
今回は、トライさんが過去に担当させていただいた、お子さまの体験談をまとめます。
ひと夏の頑張りが、人生を変えた話です。
【野球部のエースの挫折】
彼に出会ったのは、彼が高校3年生の6月でした。
真っ黒な顔と、坊主姿から一目で「野球部」と分かりました。
小学校から中学で野球に没頭し、キャプテンを務め、高校も野球で推薦入学。
大学も野球で決まりそう。順風な状況でした。
しかし、彼には「甲子園」という、目標の傍ら、彼にはもう一つ目標がありました。
「教員になりたい」
地元の中堅私立大学から、オファーがかかっていたようです。
本人も親御様も、その大学への進学を考えていたようです。
ただし、スポーツで入学すれば、当然、大学の授業履修も制限される。
その大学は、教育大学ではないので、教職課程を取るためには多くの授業を履修しないと
難しいと知ったのです。
様々な葛藤がありましたが、彼は一つの決断をします。
「地元の国立大の教育学部に行きたい」
今まで、本気で受けたことのない模試。はじめて意識的に取り組んだ模試の偏差値は「38」。
涙が出たそうです。彼にとっては初めての「挫折」。
そこで、トライの門をたたいてくれました。
ご入会当時、部活の関係で夜22時から、90分英語と数学の基礎固めに終始しました。
当時担当した教師が教育学部出身で、心が折れそうな度に、
教育学部の話や想いを共有することで、勉強を続けました。
教師が来ない日もトライさん特性「一日60分プラン」で勉強をしてくれました。
そして、部活が終わった夏休み明けの模試。偏差値は「51」。
英語や数学は偏差値を15以上伸ばしました。
その大学は2次試験が小論文のみだったので、センター試験の対策や傾向に合わせてのプランでした。
そして、半年後。その国立大学に合格!
合格最低点での滑り込み合格でしたが、
彼の眼には確かに、6月に流した涙とは違う涙がありました。
挫折がいいものになるかどうかは人それぞれです。
ただ、この彼にとってはカンフル剤になったのは間違いありません。
彼は今、教育実習で母校で教鞭をとっています。