2013年6月26日
山口県 夏休み体験談
みなさん、こんにちは。
梅雨、真っただ中といった感じですが、もう少しで、暑い夏がやっていきます。
体調を崩さないように、全力で頑張っていきましょう。
今回は、この時期になると思い出す、ある生徒様の体験談をご紹介していきます。
ひと夏の頑張りが、その子のやる気や取り組み方を変えたというエピソードです。ご一読ください。
今から数年前の、梅雨の時期でした。今回の主人公A君(当時中学3年生)から、お問合せがありました。
【定期テストでは点数が取れるが、習熟度テストでは得点ができない。何とかできないだろうか。】
といった内容でした。
実際に、ご自宅に伺い、テストの答案用紙など拝見し感じたことは、
【定期テストは丸暗記で、乗り切っている】
【根本的な考え方や解き方が身についていない】
という事でした。
定期テストで得点がとれている分、本人の危機感も弱く、なんとかなるよと言ったスタンスでした。
A君の狙う志望校は地区のトップ校。とてもではないですが、現状では厳しい状況でした。
私もためらいがありましたが、一念発起してほしく
「現状のままでは、合格できない。夏休みに、周りも動き出す。
この6月からスタートしないのであれば、志望校は変更した方がいい」
初対面の大人に「自分の夢」を否定された悔しさか「薄々感じていた自分の弱点」を指摘された驚きからか、
その子の目から涙がこぼれ出したのです。ただ、なにかが吹っ切れた印象の表情だったように思います。
部活を引退していたA君の「必勝60日プラン」を作成、平日は2.5時間 休日夏休みは6時間と
今までにない、授業時間で戦ってくれたのです。
家庭教師が毎日入ったわけではありませんが、都度入らせていただき、ペースメイキングをしていったのです。
そして、夏明けの習熟度テストで、全体で60点アップ。自己ベストを獲得しました。
その時も涙が流れたそうです。
夏前に流した涙と、頑張りの後に流した涙では、違ったものになっていたでしょう。
彼は今、第一志望校を母校にし、まい進しています。