2012年4月13日
【宮城県 教育情報】 小6・中3生対象 全国学力調査
4月17日に、平成24年度全国学力・学習状況調査が実施されます。
文部科学省が調査対象として抽出した学校の全児童・生徒を対象に
小学校では国語・算数・理科、中学校では国語・数学・理科の調査が行われます。
抽出調査の対象となった学校以外の学校についても、学校の設置管理やによる希望があれば
本調査と同一の問題の提供を受けることができます。
ただしこの場合については採点は各学校で行い、結果は本調査に反映されません。
宮城県は、平成22年度の調査における平均点の全国順位が
小学校で29位、中学校で18位とやや苦戦していました。
順位を上げることがすべてではありませんが、
平均点が上がることで、学習環境が改善されているという見方をすることもできます。
宮城県は都市規模の割に、大学進学実績がやや低調な県と言えるかもしれません。
人口が多いため、東北6県の中でも大学進学者数は非常に多いのですが
大学への現役進学率が低いということなのです。
学校の授業を改革し、全国学力調査において常に上位に位置する秋田県は
東京大、東北大、国公立大医学部など難関大への現役合格が目立ちます。
それに対して、宮城県における上記難関大への合格は約4割が浪人生です。
一概には言えませんが、小学校や中学校という学力の基礎を固める重要な時期に
きちんと整備された学習環境の中で生活するということが、後になって活きてくるのかもしれません。
教育産業に身を置く私たちとしては、お子さまの学力向上を目指すとともに
一人ひとりの学習環境にまで目を向けることで、学力向上や目標達成
そして、夢の実現を導いていければ、と改めて感じる次第です。