2014年5月23日
山形県の高校入試制度をご存知ですか?
こんにちは。山形県のトライさんです。
唐突ですが、山形県の高校入試制度をご存知ですか?
今回は山形県の公立高校一般入試についてご紹介いたします。
山形県の公立高校一般入試について、簡単にご紹介すると…
①調査書(=内申書)と学力検査の成績等に基づき合否を判定。
②調査書(各教科の評定)と学力検査の比率は各学校にて定められている。
③調査書の第3学年の各教科(※選択教科を除く)の評定合計と学力検査の成績を
それぞれ500点満点に換算し、各高校ごとの調査書と学力検査の比率に応じて算出した
調査書点と学力検査点の合計得点(下記参照)により選抜されます。
(例)調査書の評定と学力検査の成績の比率が4:6の場合
調査書評定合計aと学力検査の成績bを500点満点に換算する。
○調査書点(45点満点)=(a/45×500)×0.4
○学力検査点(500点満点)=b×0.6
このときの個人の合計得点=調査書点+学力点となります。
※調査書中の「各教科の学習の記録」については第1・2学年の各教科の評定、
第3学年の観点別学習状況の評価、選択教科の評定についても十分考慮される。
(そのため、「1・2年生は受験に関係ない」なんてことはありませんのでご注意ください。)
ちなみに、調査書点と学力検査点の比率については、昨年の例だと以下の通りです。
山形東高校・・・調査書3:学力検査7
山形南高校(普通・理数)・・・調査書4:学力検査6
山形工業高校・・・調査書5:学力検査5
米沢興譲館高校(普通・理数)・・・調査書3:学力検査7
米沢商業高校・・・調査書4:学力検査7
鶴岡南高校(普通・理数)・・・調査書3:学力検査7
鶴岡工業高校・・・調査書5:学力検査5
普通科は基本、調査書3:学力検査7
工業系等では調査書5:学力検査5という形式が多いようです。
調査書点のことを考えると、受験生=3年生ではなく、
1・2年生の時点からの日頃の努力が、合格へ近づく道と言えます。
まずは、テスト前の詰め込み勉強ではなく、日々の取り組みから改善を行ってまいりましょう。