教育プランナーブログ

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2011年9月

本日は生物分野についてみていきます。

 

1. 出題傾向

山形県の入試問題を過去5年間みると、出題数は大問で1~2題で、植物の単元が必出

加えて動物の生理、食物連鎖などの生物のつながりについてよく問われています。

出題の形式はすべて実験・観察問題です。以下に記述の問題だけ抜粋します。

 

≪2010年度山形県高校入試問題≫

1)問4 選択問題

(A)有性生殖を行うモモは、種子が発芽し成長して果実ができたとしても、

  果実は親と同じ形質をもつとは限らないのはなぜか。その理由を書きなさい。

 

2)問2

テレビ番組のナレーターが、けがをした動物について「歩けなくなった野生の動物は、死んでしまう。」と言っていた。

自力で移動できなくなった野生の動物が死んでしまうのはなぜか。その理由を、生産者と消費者の違いに着目して書きなさい。

 

[解答]

問4(A) (例)子の形質は、両親から受け継ぐ遺伝子の組み合わせにより決まるから。

有性生殖では両親から遺伝子を受け継ぐので、親と子の形質は同じとは限りません。

 

問2 (例)消費者である動物は、生産者とちがって養分をつくり出せないため、自力で移動できないと養分を得られないから。

あるいは、つねに捕食活動をしなければならない消費者は動けなくなることは致命的で、また怪我をしたり、病気になって動きが鈍くなったりした草食動物は、肉食動物の標的になりやすいということも解答の一つになります。

 

このように、記述は考察させる問題で難易度は高めです。ただし他の人と差をつけることを考えると、避けては通れません。

 

2. 来年度の予想

全体的な問題形式はほぼ変わらないと予想されます。

実験・観察問題が中心なので、植物の光合成・呼吸、動物の筋肉や酵素の働きなどが出題の可能性があります。付随して、植物の細胞分裂動物の消化・吸収・排泄などは知識問題として問われるでしょう。

食物連鎖、自然界における物質の循環、遺伝の内容はこれまで頻度は高くないものの、出題されているので確認しておいたほうが良いでしょう。

 

3. 対策

まず基本問題で失点しないようにしましょう。考察させる問題が多いため、難しいと思うかもしれませんが、基礎となるのは学校で学習する教科書の内容です。教科書をよく読みこむことと、実験で行う操作、植物・動物の模式図は必ず確認しましょう。

 

知識問題は「○○植物の仲間をすべて選びなさい。」といった細かいところまで問われます。問題演習することも重要ですが、答え合わせをした際に必ず解説を見ましょう。解説で見かけた説明がヒントになることもあるからです。

 

また、生物分野を学習する時も、「なぜ?」を常に考えるようにしておくことで、記述の問題も答えやすくなります。

たくさん練習して他の受験生より一歩前に進みましょう。

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山形県高校入試の傾向と対策、今回は理科の化学分野についてです。

 

1.  出題傾向

山形県の入試問題は基礎から応用まで幅広く出題され記述の問題も比較的多めです。

記述は言葉の説明というよりは、実験の結果や学習した知識から考察して答えさせる傾向にあります。

下に過去の入試問題で出された記述問題を載せるので考えてみましょう。

〈2011年度〉

[大問4]

問1(1)試験管Aで発生した気体は下方置換法で集めることができるが、

それはなぜか?その理由を、発生した気体の性質に着目して、書きなさい。

 

問6(1)(H管電気分解装置でうすい塩酸を電気分解した)この実験で発生する塩素と水素の量(体積)は

同じであると考えられるが、集まった気体の体積を比べたところ、塩素の体積は水素の体積より少なかった。

集まった塩素の体積が少ないのは、塩素にどのような性質があるからか、書きなさい。

 

[解答]

問1(1)(例)空気より密度が大きい(空気より重い)から。

問6(1)(例)水に溶けやすい性質。

 

問1は二酸化炭素-下方置換、アンモニア-上方置換、

水素/酸素-水上置換の組み合わせを暗記しているだけでは答えられません。

その収集法の利点を知っていれば、おのずと気体の性質を導けます。

問6はそれぞれの気体の性質を理解しておく必要がありますが、

たくさん問題演習している人なら、塩素の収集に水上置換は不向き→塩素は水に溶けやすい、

ということに気付けるかもしれませんね。

 

 

2. 来年度の予想

全体の大問数が少なくなった分、ひとつひとつの内容が細かくなっています。

化学の実験はひとつの単元というより様々な角度から問われることが多いでしょう。

出題数は大問で1~2題。記述の割合はむしろ多くなると思っていたほうが良いかもしれません。

もちろん知識問題も出ますので、焦らずに解ける問題から進めましょう。

 

 

3. 対策

教科書で学習する主な原子、化学式、気体の性質は理解しておきましょう。

化学の計算は複雑ではありませんが、数字やグラフの読み違いで失点する可能性はあります。

 

問題文が多いので、圧倒されないように過去問で慣れておく必要があります。

記述で得点していくなら、普段の問題演習から、なぜ?を追求するようにしましょう。

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1.   出題傾向

今回から理科の入試問題を物理・化学・生物・地学の4分野にわけて見ていきたいと思います。

今日のテーマは物理です。

 

山形県の昨年度の入試では大問が6題あるうち、問5・問6が物理分野から出題されました。

いずれも実験・観察の問題で、知識問題から思考力を問われる問題、記述問題が含まれています。

小問数は多めなので、全部は解けなくても部分的に得点していくことが可能な形式になっています。

 

2.   来年度の予想

例年、山形県の入試問題は大問7~8題ありましたが、昨年度は6題と少なくなりました。

その分、1題のなかに【実験1】、【実験2】…と内容が発展していく問題が見られます。

 

設問数は1~2題と変わることがありますが、出題範囲は全単元、少なくとも2題は出題されると

心構えをしておいたほうが良いでしょう。

記述も多めなので、実験から考察する問題を苦手としている人は注意が必要です。

  

 3.   対策

知識問題も散りばめられているので、教科書の内容を確認しておくことで得点源につながります。

また物理分野は計算問題が多いのもポイントです。計算ができれば、

あとはグラフの読み取りや実験の流れを理解する練習を重ねれば難しい分野ではありません。

 

ただ、過去には、選択問題でしたが、化学分野の実験なのに小問で

「電流と回路」の基礎知識が問われたというケースもあります。

思い込みで実験内容を取り違えることないように気をつけましょう。

  

実験・観察の問題は慣れることが重要ですから、過去問などでたくさん練習しましょう。

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1. 出題傾向

昨年度の山形県数学の入試問題は、全体で大問が4題、小問数にして25問でした。

このうち確率が出題されたのは中問にして1題で、例年出題数にほぼ変化はありません。

 

傾向として問題文が長めですが、レベル的には標準です。

例えば2011年度は以下のような問題が出題されました。

 

〈2011年度 山形県高校入試問題 数学〉

[設問1-3] Aの箱には1から3までの数字を1つずつ書いた3枚のカードが入っており、

Bの箱には4から9までの数字を1つずつ書いた6枚のカードが入っている。

Aの箱からカードを1枚取り出して、その数字を十の位とし、Bの箱からカードを1枚取り出して、

その数字を一の位の数とし、2けたの整数をつくる。このとき、できる整数が素数になる確率を求めなさい。

ただし、それぞれの箱において、どのカードが取り出されることも同様に確からしいものとする。

  

実際は図が載せてあることが多く、イメージがしやすくなっています。

まず、できる2けたの整数の十の位は1から3の3通り、一の位は4から9の6通りあります。

よって、できる2けたの整数は全部で3×6=18(個)です。

このうち、素数は17、19、29、37の4個。求める確率は4/18=2/9となります。

   

2. 来年度の予想

来年度も出題数に大きな変化はなく、問題の難易度もそれほど変わらないことが予想されます。

オーソドックスな内容が出題される可能性が高いので、対策は取りやすいと思われます。

 

3. 対策

問題文が比較的長く難しそうな印象ですが、教科書の内容が理解できていれば十分対応できるでしょう。

確率の問題は場合の数が何通りあるかをしっかり見つけることがポイントです。

山形県の問題は場合の数もそこまで多くはないので、実際に組み合わせを書き出すことも有効です。

 

練習すれば得点源にできる部分ですので、教科書、過去問は一通り解いておきましょう。

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◇平面・空間図形

1. 出題傾向

山形県高校入試では、第一問の選択問題のひとつは図形の基本問題で、各値を求める問題が出題されます。

第二問の中問として、空間図形の問題が出題される傾向にあります。

第四問で記述式の証明問題が出題されます。

 

2. 来年度の予想

基本問題は出題範囲が幅広く、どの単元も出題される可能性があります。

第二問は、展開図や平面を回転させてできる立体など、思考力を問われる問題が出題されるでしょう。

第四問は小問に分かれていることが多く、(1)が(2)を解くヒントになり…と、

順序立てて考えていく問題になることが予想されます。

 

3. 対策

まずは教科書の内容を確実に習得し、基本問題は得点できるようにしましょう。

関数と図形の複合問題も頻出ですので、図形の性質については復習しておく必要があります。

証明問題も教科書の章末問題を確実に解けるようにしておけば、対応可能なレベルです。

各図形の証明問題には一通り触れておくようにしましょう。

 

全体的に「考えさせる」問題が多く、時間がかかりますが、(1)→(2)→…と誘導する形の問題が多く、

比較的パターンがありますので、入試の過去問を練習することが有効です。

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関数

1. 出題傾向

第一問の選択問題では、基本問題が出題されます。

2直線の交点座標の求め方や、2点間の距離、中点の求め方をヒントとする問題が頻出です。

第二問の中問では、関数と図形を絡めた問題が出題されます。

第三問はまるごと関数の文章題で、グラフの読み取りやグラフを作成する問題や

xの変域によって関数の傾きが変化する問題も多く出題されています。

 

2. 来年度の予想

例年、基本問題は比例・反比例や1次関数から出題されますが、

今後は2次関数からの出題も十分考えられます。

関数と図形の複合問題は必出で、やはり2次関数の範囲から出題される可能性が高いでしょう。

 

第三問は例年、身近な題材使った文章題でしたが、

昨年度は動点の問題が出題されており、出題範囲も広くなっています。

いずれにしても数学的な考察、処理を求める問題となるでしょう。

 

3. 対策

関数の問題は基本レベルから応用レベルまでまんべんなく出題されており、

応用問題については「考えさせる」問題が出題されます。

教科書の内容理解はもちろんのこと、実際の入試問題などで演習をしっかり行うことが重要です。

 

近年、難易度も高くなってきています。

計算ミスや座標の書き間違いなどのケアレスミスには十分注意しながら日々の学習に臨むようにしましょう。

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1、出題傾向

・数と式

「正負の数の計算問題」「1・2年で習った式の計算」「平方根」が出題されました。

 

・方程式

「連立方程式」「2次方程式」「2次方程式の応用」が出題されました。

 

・文章題

「方程式」で文章題が出題されました。

 

2、来年度の予想

大問1は計算問題が中心の小問集合。大問2は中問集合で、連立方程式が出題されています。

全体的な出題傾向も例年同様となっており、来年も引き続きこの出題傾向だと考えられます。

 

3、対策

第1問と第2問の小問集合は、ほとんどが基本問題なのでケアレスミスに注意しましょう。

点数を落とさない事が大事な分野です。

教科書を中心に学習し、数学の考え方、確実な計算力を身に付けましょう。

 

関数や図形証明問題は必出で、難易度も高くなっています。

解にいたるまでの過程が正しいか、そこをしっかり確認しながら問題練習をするようにしましょう。

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秋はなにかと忙しいもの。

実力テスト定期テスト文化祭体育祭

せっかく夏に集中的に学習に取り組んでも、ここでペースを崩すことも多いものです。

忙しい中にもしっかりと学習時間を確保するようにしましょう

 

ところで、社会科の学習は行っていますか?

英語や数学を優先するばかりに、おろそかになってはいないでしょうか。

社会科は暗記だからと、後回しにしてはいないでしょうか。

暗記だけでもテストの点数は上がっていくかもしれませんが、おそらく一定のところで伸び悩むことになります

 

とくに歴史は、原因と結果、流れを捉えることが重要です。

 

大化の改新=豪族中心から天皇中心の政治へと、改新の詔に基づく政治改革。

大化の改新を結果として捉えると、その直前に起こった「乙己の変」により蘇我氏が滅亡したことが、直接の原因と捉えることができる。

さらに、「乙己の変」を結果として捉えると、天皇家よりも力を付けた大豪族「蘇我氏」による専横政治と、蘇我入鹿による上宮王家の滅亡。それによる蘇我氏への反感が原因となります。

 

このように歴史の学習では、ある事柄が、どのような原因で結果としてなにが起こったかという流れを捉えていくことが大切です

一問一答のような問題は確認程度に行い、流れを捉える学習を中心に行いましょう。

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高校入試に向けて、いよいよ半年を切りました。

夏までとは違い、受験を意識した学習へと切り替えていきましょう。

さて、英語力を伸ばすためには英単語をいかに多く覚えるかが問われます

 

英単語の覚え方

① 単語カードを使って暗記

※名詞など文脈が関係なく意味が通じる場合に有効

動詞を覚える際には、前置詞や副詞、接続詞などと一緒にして熟語のように覚える

※動詞は英語を学習していく上で最も重要だと言ってもいい品詞です

品詞ごとに整理する

※まずは最低限、教科書で出てきた単語を「名詞」「代名詞」「冠詞」「動詞」「助動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞」「接続詞」

 と品詞別に分けることから始めてみましょう。

 

高校入試に必要な単語数は800単語と言われています

周りに差をつけるためには1000単語以上を覚える必要があります

 

入試まで6カ月と考えると、1000単語覚えるには、1日6単語程度覚えるだけです。

コツコツと毎日の積み重ねが大切です。

1つでも多くの単語を覚えて、周りに差をつけましょう。

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周りもだんだんと入試を意識し始めてきたころではないでしょうか。

 

ところで、入試に必要な、入試までに付けておくべき力とは何でしょうか。

 

基礎」、そして「応用力」は当然身につけておく必要があります。

そしてもう一つ。

得点に結びつける力」が必要となります。

 

入試問題には基礎から応用、発展問題まで様々な問題が出題されます

さらに、見たこともないような、予想していなかった問題が出る事もあります。

解けそうもない、解くのに時間がかかりそうな問題を、潔く切り捨てる事も必要となってきます

その判断力も得点に結びつける力の1つです

そして、学校では味わえない独特の雰囲気の中での試験です。

その雰囲気にのまれずに自分のペースで、問題に向き合うことも、得点に結びつける力です。

 

この力を身につけるためには、

数多くの問題を解くこと。

模試などを積極的に受ける事。

過去に解いたことがある問題なども繰り返し解くこと。

などを行いましょう。

 

入試まであと半年。

あと○か月と思っていると、あっという間に本番を迎えてしまいます。

 

今の時期からしっかりと入試を意識して学習に取り組んでいきましょう

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