2011年8月2日
『山形県 身近なところに教材は転がっています』
山形県高畠町の観光ぶどう園がオープンし、たくさんの観光客でにぎわいました。
高畠町は人口2万5千人ほどの小さな町ですが、
ブドウの品種の1つであるデラウエアの生産量全国1位を誇っています。
江戸時代には高畠藩がおかれ、藩主は織田信長の嫡流である織田氏が代々務めています。
藩域は小さく、石高も2万石ほどの外様小藩だったうえ、第3代藩主 織田信美は陣屋を天童に移し、以降は天童藩の一部となりました。また、高畑城のある屋代郷は幕府の天領であり、米沢藩の領域であった地域もあるなど、現在の高畠町の町域とはかなり異なるものでした。
明治に入り、置賜郡の一部となり、その後、明治11年に東置賜郡として分離、22年に高畑村として誕生し、町村合併を繰り返しながら現在の高畠町となります。
映画「スウィングガールズ」の舞台として町内の様々な場所で撮影が行われ、劇中では置賜弁も使われたことで話題となりました。
豊かな自然と、平地には田園風景が広がり、山間部ではブドウ畑と農業が盛んです。また、ブドウ畑が集まる農道は「ぶどうまつたけライン」と呼ばれるように、マツタケの産地としても知られています。
社会科や理科の学習内容に結び付くような題材が、あらゆるところに転がっています。
机にむかうだけではなく、実際に見て触れることも大事な学習です。
ぜひ、この夏は出かけてみてはいかがでしょうか。