2012年8月10日
『山形県 高校入試 理科シリーズ第2回 ~物理~』
【昨年度入試 出題傾向】
第6問と第7問において出題されまいた。
第6問は、水そうを使った特殊な装置で光の進み具合を調べる実験、
第7問は、斜面をすべる木片を使った物体能動に関する実験でした。
見慣れない実験だったかもしれませんが、それぞれの単元に関する基礎知識があれば
十分解答できるレベルの設問だったと思いますが、
問題別の正答率は全体的にやや低めだったようです。
つまり、物理分野を苦手にしている受験生が多いということです。
【出題予想】
運動とエネルギーに関する問題は、ほぼ毎年出題される重要単元です。
テーマとなる実験としては、滑車、振り子、台車などが挙げられます。
また、光・音・圧力に関する設問も頻出です。
これらの単元は物理分野における基礎事項の中でもかなり重要な部類に入りますが
その分、これらの単元でつまずいてしまうと全体的な点数が伸び悩むことになります。
しっかり克服したいところです。
【夏の攻略ポイント】
英語や数学などの積み重ねの要素があまりないのが理科の特徴ですが、
教科書の順番通りに対策するのではなく、系統別に総復習を進めましょう。
つまり、物理分野を1つのかたまりとして、まとめて対策を取るということです。
以下の学習例を参考にして、夏休みの間に物理分野を得点源にしましょう。
【物理分野 総復習 学習例】
光と音、力のはたらき・圧力 → オームの法則、電流と磁界 → 運動とエネルギー
※ いずれの単元も、実験をベースにした学習を進めましょう。