教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



3/10(火)、平成27年度山形県公立高校入試が実施されました。

受験された皆さん、またお子様を支えてきたご家族の皆さん、お疲れ様でした!

 

今までの努力の成果は十分に発揮できましたでしょうか?

合格発表が3/17(火)ですので、それまでは落ち着かない日々が続くと思いますが、

中学校生活も残りわずか。

卒業式に向けて最後まで一生懸命取り組んでください。

 

今日は、今年度の公立高校入試の総評をいたします。

 

県教育委員会高校教育課から今年度の出題の狙いが発表されましたが、

各教科単なる知識問題に片寄らないよう、

思考力や判断力、表現力の豊かさをみるために記述問題を重視した出題形式となりました。

 

また、例年通り受験生が興味や関心を持って問題に取り組めるよう、

山形県の観光地や県の魚であるサクラマスを題材とした問題もありました。

 

では5教科をひとつずつ見ていきましょう。

 

 

<国語>

 

出題形式に大きな変化はなく、作文問題は前年から引き続き、

自分の体験や聞いた話を含めて書くという出題方法でした。

ここ数年、自分の考えや体験を文章にして表現する力を問われていますので、

来年度以降受験を控える1,2年生の皆さんは、普段から

自分の考え、思ったこと、体験を文章にできるように作文の練習をしましょう。

 

 

<数学>

 

大問1の4、見たことがないような出題形式で、戸惑った方もいたのではないかと思いますが、

平均値の考え方を理解していればそれほど難しくはなかったのではないでしょうか。

 

大問4の1では指定された言葉を使い、作図の手順を説明する問題が出題されました。

このように、手順を説明する、間違っている理由を説明するという問題が近年出題されています。

 

来年度以降への対策としては、ただ単に解き方を覚えるのではなく、

なぜそうなるのかを日頃から常々考えて理解していかなければならないでしょう。

 

 

<社会>

 

例年通り記述問題に重点を置いた出題形式となりました。

重要語句の一問一答のような知識だけでは解けない、

図やグラフから資料を読み取り判断する力問われました。

 

日々の学習の中で、地理なら世界や日本の地域ごとに、歴史なら時代や人物ごとに、

公民は政治や経済等、ひとまとめにして一つのストーリーとして覚えられているかどうかがポイントです。 

 

 

<理科>

 

前年と同じく大問は8題。各分野がバランスよく出題されました。

理科も他教科と同じように、実験結果や数値の求め方等を説明させる問題が目立ちました。

社会と同様に重要語句を覚えただけの知識では点数に結びつかず、

説明力や資料の分析力が問われました。

 

 

<英語>

 

山形県に関する身近な話題を題材とした長文問題が出題されました。

大問5の英作文問題、ここでは英文から状況を読み取った上で、自分たちの中学校について

説明する力や、ALTの先生へ自分の思いを正確に伝える力が問われました。

 

 

いずれの教科も、説明する力、自分の考えを伝える力が多く問われています。

これから受験を控える1,2年生の皆さんには

日々の自主勉強から受験を意識して取り組んでほしいと思います。

 

ノートや教科書の写し、漢字練習、英単語練習、ワークの解き直し等々、もちろん一つ一つ重要です。

日々の勉強の中で、さらにもう一歩踏み込んで考えてみましょう。

 

その出来事が起きた原因は何なのか、なぜ実験結果がそうなるのか、自分が立てた式は何が違ったのか、

自分の思いを相手に伝えるにはどうしたらよいのか。

 

来年度以降も問われるであろう説明力や思考力、表現力を養い、1年後、2年後の受験に備えましょう。

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