2011年9月27日
【宮城県 高校受験】 社会④経済分野 傾向と対策
◇経済
1. 出題傾向
第三問が公民分野から出題されるということは、前回更新の記事の通りであり、
過去の年度別出題テーマについても、そちらの記事で確認してほしい。
経済分野で頻出なのは、「家計」、「貨幣と流通」、「金融」などである。
特に貨幣と流通や金融において頻出の「銀行のはたらき」、「景気の変動」、「為替」などは
一般社会でもよく話題になるようなテーマであるため、普段からチェックしておきたい単元である。
【平成23年度 第三問 問3 (2)】
日本銀行の役割を述べた文として、誤っているものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 一万円札や千円札など、日本銀行券とよばれる紙幣を発行する役割がある。
イ 一般の銀行に対して、預金の受け入れと、資金の貸し出しを行う役割がある。
ウ 不景気の時には、直接、家計に対し不足する資金を貸し出す役割がある。
エ 税金などの政府資金の出し入れを行う、政府の銀行としての役割がある。
【解答】
ウ
2. 来年度の予想
前回更新の政治分野でも記載したが、予想はかなり難しい。
出題されるとすれば、消費生活に関する設問だろうか。
クーリングオフや消費者契約法、製造物責任法などが狙われるのではないか。
3. 対策
公民分野においては、広範囲の中から出題単元が選ばれるため
全般的な問題演習と、詳細な復習が必要となる。
また、説明問題が複数出題されることに加え、第四問と第五問における3分野融合問題において
地理分野や歴史分野と組み合わされた設問も必出であるため、しっかりと準備しておきたい。
用語の暗記だけではなく、一定の字数制限内で、その用語を説明する練習が効果的である。